「神戸国際ビジネスセンター」は、神戸ポートアイランドの中核施設となるインテリジェントなWAM・Lab・オフィスの用途を擁する多機能テナントビル。築20年が経過した北館トイレの全面改修を実施した。1Fにはバリアフリートイレと男女共用トイレ、基準階女性トイレにはスタイリングコーナーを新設するなど、多様化するワーカーニーズに配慮されている。

建築概要

所在地 兵庫県神戸市中央区港島南町5-2 (ポートアイランド第2期内)
施主 株式会社こうべ未来都市機構
設計 一般財団法人 神戸住環境整備公社
施工 <建築>株式会社まごし工務店
<設備>さかもと住建
敷地面積 9,999.16㎡
建築面積 4,042.82㎡
延床面積 10,770㎡(北館)
階数 地上6階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年7月

特長

改修の経緯

「神戸国際ビジネスセンター」は、世界有数の港湾機能と利便性に優れ、陸・海・空の連携もスピーディで東京・大阪・海外へ快適にアクセスできる神戸ポートアイランドの第2期中核施設。外資系企業や医療系企業の受皿施設として、オフィスと研究・開発のラボ、倉庫・組立・製造のWAM(ワム)スペースを同一ビル内に配置、経営の効率化、利便性を確保できるインテリジェントな多機能テナントビルである。築20年が経過し、トイレの内装や設備の老朽化が顕在化してきたことから、オフィスのバリューアップや顧客満足の向上を図るため、北館トイレの全面改修を実施した。上質なトイレ空間の実現のため、改修前にはTOTOテクニカルセンター大阪に来館しての情報収集や入居者へのアンケートを実施している。

トイレの特長

北館と南館で構成される施設のうち、今回は北館のトイレ改修を実施。ビルのエントランスロビーに近い1Fトイレには、不特定多数の方の利用を想定し、男女別トイレのほかにバリアフリートイレと、多様化するワーカーニーズに配慮し男女共用トイレを配置。内装材の選定には、廊下からのつながりや内装との連続性を図り、石目調の壁面材や木目調の建具を使用し高級感を演出している。2~6Fの基準階トイレは、男女トイレの間仕り壁を変更することで、ドアレスでも中が見えないようレイアウトを工夫。さらに、女性トイレにスタイリングコーナーを新設し、落ち着いてお化粧直しができるよう配慮している。トイレサインは、モノクロのピクトサインの外枠背景にポイントカラーを用いることで、意匠性と視認性を高めた。

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