福岡市博多区に本社を置く技術商社「末松九機株式会社」の新社屋。コンセプトは、人・環境・ビジネスが調和する「リビング・オフィス」。インテリアのコンセプトを「Nature Living」とし、コミュニケーションを活性化させ、ウェルネスを向上させる仕掛けを散りばめている。さらに九州でも事例の少ないNearlyZEBを達成した先進的な都市型環境建築となっている。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区東那珂1-14-20
施主 末松九機株式会社
設計 清水建設株式会社 九州支店 一級建築士事務所
施工 清水建設株式会社 九州支店
敷地面積 3,270.63㎡
建築面積 1,345.66㎡
延床面積 4,988.35㎡
階数 地上5階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年9月

特長

建物の特徴

1914(大正3)年に創業した「末松九機株式会社(現:安川メカトレック末松九機株式会社)」は、福岡市博多区に本社を置く、エンジニアリング機能を持つ技術商社。2018(平成30)年より安川グループとなった。このたび、築30年を経過した自社ビルの老朽化に伴い、本社ビルを移転。新社屋のコンセプトは、人・環境・ビジネスが調和する「リビング・オフィス」。3Fのコミュニケーションエリアや屋上テラスは、人が集まることで価値を生み出し、部門の垣根を超えた交流と新たな閃きを生むリフレッシュ空間となっている。さらに、九州でも事例の少ないNearlyZEBを達成。省エネ機器や再生可能エネルギーの活用により、使用エネルギー削減とCO2排出削減に寄与した、先進的環境オフィスビルが完成した。

水まわりの特長

新社屋の水まわりを構築する上で、働く人のウェルネスを重要視し、ワーキンググループを結成。老若男女、社長や役員も含めたワーキングメンバーが集まり検討を重ねた。特に、女性トイレは商業施設を想起させるアイランド型の洗面コーナーを計画し、コミュニケーションが育まれる空間となっている。さらに大便器は、意匠性にこだわりウォシュレット一体形便器ネオレストRSなどを採用。また、男性からは小便器の間仕切り設置の要望があり、天井まで立ち上げている。器具検討にあたっては、TOTOテクニカルセンター福岡にて見学会を実施し、納得のいく器具や空間の納まりを検証。「リビング・オフィス」のコンセプトを体現し、自宅と同じような居心地のよさを追求し、環境にも配慮した水まわりとなっている。

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