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日本最大手の自動車メーカー「トヨタ自動車株式会社」では、近年、より働きやすい環境整備のため、障がい者、女性、性的マイノリティ配慮を推進。その一環として「みんなのトイレの標準仕様」を策定し、工場・事務所内に整備が進められている。2028年度までに、全社66ヶ所に設置が予定されている。
建築概要
所在地 | 愛知県豊田市トヨタ町1 ほか |
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施主 | トヨタ自動車株式会社 |
設計 | トヨタ自動車株式会社 |
施工 | 株式会社清水建設(本社 事務3号館) 株式会社 伊藤工務店(本社 サプライヤーズセンター) 豊通ファシリティーズ株式会社(上郷工場、貞宝工場、衣浦工場) |
竣工年月 | (改修)2023年2月~4月 |
特長
改修の経緯
1937(昭和12)年創業、「トヨタ自動車株式会社」は、世界に冠たる日本最大手の自動車メーカー。クリーンで安全な商品の提供を通じて、豊かな社会づくりに貢献し、国際社会から信頼される良き企業市民を目指している。近年は、トヨタで働く人すべてを対象に、より働きやすい環境整備に注力。障がい者、女性、性的マイノリティ配慮など、全社で整備を推進している。「みんなとは?」「見えない多様性」「ハードも、ハートも変えていこう」の3つのキーワードをもとに、議論・検討を重ね、工場・事務所内に、「みんなのトイレ」を整備する計画を進行。あわせてマネジメント層やスタッフ向けに取り組みへの理解を深めるための「ダイバーシティ研修」を実施し、ソフト・ハード両面で環境整備を推進している。
トイレの特長
2000(平成12)年以降は、工場内に1ヶ所バリアフリートイレが設置されてきたが、それ以前の建物に関しては対象外であった。今回、会社全体でトイレ整備するにあたり、場所によって仕様が変わらないよう、「みんなのトイレの標準仕様」を策定。ピクトサインのカラーもモノトーンを標準とし、設置される場所に応じて、設備も選択できるようにしている。例えば、工場見学ができる場所には、お子様連れを想定し、おむつ替えのための設備にも配慮している。2028年度までに全社66ヶ所に設置予定であり、2022年度時点では11ヶ所が設置完了。今後、毎年10ヶ所程度ずつ推進する予定である。また整備するにあたっては、TOTO開催のセミナーなどに参加し、情報収集を行っている。
採用商品
- ウォシュレットアプリコットP TCF5840PN
- フラットカウンター・バリアフリートイレパック XPDA4RS6111*WW
- コンパクト・バリアフリートイレパック UADAZ21L1A1ADD1WA/UADAK21R1A1ADD2BA
- 収納式多目的シート EWC520ARS
- フィッティングボード YKA41R
- 化粧鏡 YMK52K/YM6090F
- フック YKH22
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