東村山市では、小中学校のトイレを"洋式便器へ変更"するとともに"乾式清掃化"を実施。このたび改修された「東村山市立大岱小学校」では、南棟の西側トイレが全面改修され、直近で改修歴がある北棟トイレと南棟の東側トイレは部分改修を行った。教育環境および避難所機能の充実を図り、明るく楽しいトイレが完成した。

建築概要

所在地 東京都東村山市恩多町4-17-1
施主 東村山市
設計 株式会社政所設計
敷地面積 16,316㎡
建築面積 3,848㎡
延床面積 7,475㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年1月

特長

改修の経緯

東村山市では、教育環境の整備、教育内容の充実を図るべく、小中学校トイレ洋式化事業を実施している。避難所としても機能するため、小中学校の既存トイレ設備について、"洋式便器に変更"と"乾式清掃化"への改修を実施。この計画に基づいて改修された「東村山市立大岱小学校」は、東京都東村山市恩多町に位置し、市制施行前には「大岱(おんた)」と呼ばれていた地名を校名に残して伝える小学校で「新しい時代を拓く、心豊かでたくましく生きる子どもの育成」を学校教育目標に掲げている。今回は南棟の西側トイレを全面改修。直近で改修歴がある北棟トイレと南棟の東側トイレは部分改修を行った。

トイレの特長

小中学校トイレ洋式化事業における基本方針より、トイレは"洋式便器に変更"と"乾式清掃化"を実施。自宅で当たり前になってきている温水洗浄便座を学校でも使用できるように、便座にはプライバシーと節水への配慮から、擬音装置「音姫」付きのウォシュレットPを設置。加えて、衛生面にも配慮し、洗面コーナーには自動水栓、小便器は床の清掃がしやすい壁掛型の自動洗浄小便器を採用している。改修以前から備わっていた北棟の車いす対応トイレは、器具を更新。1Fはオストメイト対応の汚物流しや、乳幼児連れ配慮としてベビーチェアなどを完備。教育環境および避難所機能の充実を図り、環境や衛生面において安心して気持ちよく利用できる、明るく楽しいトイレが完成した。

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