神戸の六甲山頂と有馬温泉を結ぶ「六甲有馬ロープウェー」は、四季折々のダイナミックな眺望が満喫できる。2020(令和2)年に開業50周年記念事業として新ゴンドラの運行の開始を機に、リニューアルオープン。起点駅となる有馬温泉駅のトイレも、国内外からの、さまざまな観光客の利便性をはじめ清掃性・衛生性の向上を目的に改修された。

建築概要

所在地 兵庫県神戸市北区有馬町1688
施主 一般財団法人神戸すまいまちづくり公社
設計 アール・イー設計事務所
施工 シティコンシャス株式会社
敷地面積 3,388.725㎡
建築面積 403.180㎡
延床面積 629.700㎡
階数 地下1階、地上2階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年3月

特長

改修の経緯

「六甲有馬ロープウェー」は1970(昭和45)年に開業。兵庫県神戸市の六甲山頂と有馬温泉を約12分間で結ぶ。空中散歩を楽しむ展望シートからは、四季折々に表情を変える六甲山のダイナミックな眺望が満喫できる。このたび、2020(令和2)年に開業50周年を迎える記念事業として、新ゴンドラが運行を開始し、そのコンセプトにあわせて駅舎の内装を改修、リニューアルオープンした。起点駅となる有馬温泉駅のトイレも改修を実施。高齢者や障がい者、外国からのお客様など、さまざまな利用者の利便性をはじめ清掃性・衛生性の向上を目的として、全洋式化・全ウォシュレットの設置を実現。内装はナチュラルな色合いで自然に囲まれた駅舎にふさわしく、落ち着いた空間に仕上がっている。

トイレの特長

男性・女性トイレの洗面コーナーは、観光客の荷物置き場に配慮したツインデッキカウンターを採用。改修前は和式便器が中心だったが、全洋式化を実施。男性トイレは壁掛式の小便器を採用し、清掃性の向上を図った。また、多目的トイレは改修前、男女それぞれのトイレ内に設けていたが、改修を期に性別を問わず誰でも使用しやすいよう、トイレ入口側に統合して新設。また、車いす使用者やオストメイト、乳幼児連れへの配慮から、バリアフリー化を図った。改修後は、「トイレブースや機器がきれいになり全体的に利用しやすくなった。」「洋式便器に替わりウォシュレットが付いたことで、より便利になった。」と利用者から好評の声が寄せられている。

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