「大須観音」は、日本三大観音のひとつとされる観音霊場。さらに、周辺のユニークな魅力にあふれる商店街は、若者や観光客の人気スポットである。その最寄り駅となる「大須観音駅」で、今回トイレの全面改修を実施。「和」をイメージした優しい空間の中、使いやすさを向上させる、さまざまな配慮がなされている。

建築概要

所在地 名古屋市中区大須2-10-39先
施主 名古屋市交通局
施工 株式会社 ワタナベ
延床面積 92.986㎡(トイレ)
階数 地下2階、地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2021年12月

特長

改修の経緯

「大須観音」は、浅草観音、津観音と並び日本三大観音のひとつに数えられ、年末年始、節分会、縁日などには多くの参拝客で賑わう観音霊場。さらに、周辺に広がるアーケードを中心とした商店街は、年齢・性別・国籍を問わず、サブカルチャーからメジャーまで、さまざまな文化の魅力にあふれ、食べ歩きもできることから、若者や観光客が訪れる人気スポットとなっている。その最寄り駅となる名古屋市営地下鉄鶴舞線「大須観音駅」は、毎日多くの乗客がこの駅を利用し、1日の利用客は12,225人(2020年11月時点)。このたび、名古屋市交通局では、市の方針のもと、2016(平成28)年から地下鉄駅トイレの洋式化を推進中。「大須観音駅」のトイレは、老朽化していたこともあり今回全面改修を実施した。

トイレの特長

トイレ空間は「和」をイメージした優しい雰囲気が演出されている。多機能トイレも左右勝手違いで2ヶ所設置することで、使用者にあわせて選択できるよう配慮。さらに男女それぞれのトイレ内にベビーカーごと入れるひろびろブースを設置し、機能分散を図っている。さらに、女性トイレには、トイレ内に設けた円柱を活用した個性あふれるスタイリングコーナーを新設。また、男性トイレの小便器には、シックな木調の仕切りを設けるなど、空間意匠の趣を大切にしながら、使いやすさを向上させる、さまざまな配慮がなされている。

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