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- 尼崎市立あまよう特別支援学校
「尼崎市立あまよう特別支援学校」は、肢体不自由の児童・生徒を教育対象に小学部、中学部、高等部を設置。地域の特別養護教育推進の中核となる施設として、2019(平成31)年に移転・新築された。トイレは、自立排泄を重要な目標として整備。児童・生徒のほとんどが、排泄時に全介助を必要とする中、現場経験を生かしたさまざまな配慮が結実している。
建築概要
所在地 | 兵庫県尼崎市東難波町2-14-40 |
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施主 | 尼崎市 |
設計 | 株式会社浦野設計 |
施工 | <建築>村本・三永共同企業体 <設備>株式会社阪神設備工業所、大阪ガス株式会社、尼崎電機株式会社 |
敷地面積 | 8,033.81㎡ |
建築面積 | 4,453.24㎡ |
延床面積 | 9,169.38㎡ |
階数 | 地上3階 |
構造 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造) |
竣工年月 | 2019年2月 |
特長
建物の特徴
「尼崎市立あまよう特別支援学校」は、肢体不自由の児童・生徒を教育対象に小学部、中学部、高等部を設置。そもそも旧校舎は西宮市側の尼崎市の飛び地にあり、児童・生徒の通学面の負担や建物の老朽化が問題となっていたことから、2019(平成31)年1月に市内中心部で病院も至近な小学校跡地に移転。設計の際、教育委員会に旧尼崎市立養護学校で教鞭を執った職員が在籍していたこともあり、現場経験を色濃く反映でき、県内の肢体不自由特別支援学校3校の視察も実施された。最も気を配ったのは「広さ」。トイレは車いす同士がぶつかる危険を避けるため広くとり、大便器ブースも車いすのまま入れ、介助用ベッドが置けるスペースを確保。各トイレにはすぐにベランダへ出られる避難用の非常口も設置されている。
トイレの特長
高等部卒業後の進路の選択肢を広げるためにも、トイレは自立排泄を目標としたトレーニング環境として整備されている。現状、児童・生徒のほとんどは排泄時に全介助を必要とし、トイレ利用時は1人の児童・生徒に対し2~3人の介助者が付き添う。さまざまな排泄方法に配慮した、バリアフリー便器を設置。後方から身体を支えられるよう介助者用の椅子も造作で設置されている。ウォシュレット使用により排便を促す児童・生徒もいるためウォシュレットを備えたブースも各トイレに設置。また、室温に敏感な児童・生徒へ配慮し、ゆっくり排泄できるよう各ブースに小型の空調機器を整備。洗面台はマヒにより腕が伸ばせない児童・生徒もいるので、ホース付きシャワー水栓にするなど、さまざまな配慮がなされている。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュバルブ式 CFS494MNKNA
- ウォシュレット アプリコットP (擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5830AEPR
- バリアフリー便器 C111+TC111Z
- やわらか補高便座 EWC410R
- 棚付二連紙巻器 YH650
- 自動洗浄小便器 UFS900R
- 小便器用手すり T112CU22
- 車いす対応洗面(居室向け) MVHF
- 壁掛洗面器 L260CM
- 水栓金具 TL389EF
- 台付自動水栓 TEN77G1
- 水石けん供給栓 TS126AR
- 幼児用大便器 CS310B
- 幼児用暖房便座 TCF41R
- 幼児用シャワーパン PFS1100R
- オストメイト対応トイレパック UAS75RDB2N系
- パブリック用流し SKL330DNFP/SK22A
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