和歌山市では、2017年度より「明るく清潔で安心して利用できるトイレ作り」をコンセプトに老朽化した小・中学校トイレの改修・整備を推進。「松江小学校」でもその一環として改修が行われた。改修対象のトイレは、洋式便器とウォシュレットの設置などを実施。内装は各校職員が選定し、学校ごとの特色を持たせている。

建築概要

所在地 和歌山県和歌山市松江北4-1-1
施主 和歌山市
設計 株式会社中山建設
施工 <建築・設備>株式会社中山建設
敷地面積 19,770㎡
延床面積 5,041㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年3月

特長

改修の経緯

和歌山市内の小中学校は、1965(昭和40)年から1975(昭和50)年代に建てられた校舎が多く、トイレは竣工時のままの学校がほとんどだった。老朽化したトイレの使用を控える児童・生徒が増加し、和歌山市では、トイレ環境の整備は必要不可欠であるとの考えのもと、2017年度より市内小中学校のトイレ改修整備を開始し、2019年度は、計42校のトイレ改修を実施した。「松江小学校」の校舎は1994年(平成4年)竣工と比較的築年数は浅いが、ほとんどが和式便器。児童をはじめ来客者や職員も使いづらい環境であったため、各階1ヶ所のトイレで、洋式化、乾式清掃化をはじめとする市の指針に則った改修が行われた。

トイレの特長

和歌山市は「明るく清潔で安心して利用できるトイレ作り」をコンセプトにトイレ改修整備を推進。改修対象のトイレは洋式便器とウォシュレットを全ブースに設置。節水・節電効果を考慮し、自動水栓やセンサー式照明も採用されている。トイレの内装は各校職員が選定、学校ごとに特色のある仕上がりとなっている。「松江小学校」のトイレは木目を基調とし、洗面ボウルの色でアクセントをつけた温かみのある空間となっている。また、災害時に避難所となることを考慮し、1Fには、オストメイト配慮器具を備え、車いす使用者も使いやすい広々とした「だれでもトイレ」を設置。2・3Fにも一般トイレブースよりやや広めで、異性介助をはじめ、性別や身体状況を問わず利用できる男女共用トイレが設置されている。

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