五十嵐 淳さんの視線と光6つの住宅の設計手法を聞く
狭小に距離を生む別棟「屋内の家+屋外の家」保坂 猛
視線は斜めに、立体迷宮「カタガラスの家」武井 誠+鍋島千恵/TNA
閉鎖と開放の視覚「RSH:3」岸本和彦
壁はよどみなく視線を流す「house I」宮 晶子
9坪に仕掛けた視線と動き「国領アパートメント」小川広次
浦 一也「ホテル・ザッハ・ウィーン」(オーストリア・ウィーン)
藤森照信 西沢大良の「諏訪のハウス」
丸の内パークビルディング+三菱一号館
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岐阜駅から車で30分、整然と区画された集落の一番奥にその敷地はあった。同時に設計された門構えのずっと先、母屋の外壁からコーナー部分が顔をのぞかせている。近づいてみると緑の小山を背景に、建物はかわいらしく、地面にそっと置かれたようにたたずんでいた。 方形屋根のシャープな軒先と、テーパーをつけたRCスラブから軽快に跳ね出した木床が印象的だ。さっそく外階段を数段上がり、深々とした軒の下、腰掛け付きの玄関から内部に入る。