特集4/ケーススタディ

閉鎖と開放の視覚 岸本和彦ホームページへ

 岐阜駅から車で30分、整然と区画された集落の一番奥にその敷地はあった。同時に設計された門構えのずっと先、母屋の外壁からコーナー部分が顔をのぞかせている。近づいてみると緑の小山を背景に、建物はかわいらしく、地面にそっと置かれたようにたたずんでいた。
 方形屋根のシャープな軒先と、テーパーをつけたRCスラブから軽快に跳ね出した木床が印象的だ。さっそく外階段を数段上がり、深々とした軒の下、腰掛け付きの玄関から内部に入る。

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