豊中市初の施設一体型小中一貫の義務教育学校「庄内さくら学園」が開校。さらに、点在し老朽化が課題となっていた公共施設を再編した「庄内コラボセンター」が併設された。学校のトイレは各年次の成長段階に応じて設計内容を工夫。公共施設では、施設の機能にふさわしいトイレが整備されている。

建築概要

所在地 大阪府豊中市庄内幸町4-29-2、4-29-1
施主 豊中市
設計 株式会社 類設計室
施工 <建築>大林組・河崎組特定建設工事共同企業体
<設備>柳生・山田特定建設工事共同企業体
敷地面積 26,406.35㎡
建築面積 11,584.21㎡
延床面積 30,094.72㎡
階数 地上4階、塔屋1階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、プレストレストコンクリート造
竣工年月 2022年11月

特長

建物の特徴

大阪府豊中市の南部に位置する庄内地域では、児童数・生徒数が減少。小学校から中学校へ進級する段階で、学区が複数に分かれ、さらに小規模化する課題もあり、学校同士を統合することで適正な規模を確立するため、2023(令和5)年4月、豊中市初の施設一体型小中一貫の義務教育学校「庄内さくら学園」を開校。児童生徒が多様な人々とのコミュニケーションの中で関係性を育んでいける教育環境が整備された。また、公共施設も各所に点在し老朽化が課題となっていたことから、ひとつの場所に再編。南部地域の核となるだれもが気軽に立ち寄れる施設として「庄内コラボセンター(愛称:ショコラ)」が併設された。子どもたちが下校後にそのまま施設に立ち寄るなど地域の人との交流も生まれている。

トイレの特長

各年次の成長段階に応じて設計内容が工夫された、学校のトイレ。1~4年生が利用するトイレは、楽しく、行きたくなるように曲線形状を用いて柔らかな空間とし、洗面コーナーは、一緒に手洗いでき、安心して利用できるアイランド型となっている。自主性が高まり個性を意識し始める5年生以降の高学年では、トイレの洗面を個別にしたり、大きな鏡を設置するなど身繕いにも配慮。また北校舎には、さまざまな身体状況に配慮したバリアフリートイレや、発達に課題を持つ児童が使用する教室の近くに、性別に関わらず使用できる個室の男女共用トイレを設置している。庄内コラボセンターでは、機能分散されたバリアフリートイレ、子ども用トイレ、授乳室など、施設の機能にふさわしいトイレが整備されている。

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