「福岡大学病院」は、高度先進医療を提供する地域の中核的医療センター。2024(令和6)年3月、理念である「あたたかい医療」のもと、感染症、災害、省エネルギー対策を追求した新本館を建設。感染源抑制対策として手指衛生に配慮した手洗いの設置を実施するなど、充実した水まわりが実現されている。

建築概要

所在地 福岡県福岡市城南区七隈7-45-1
施主 学校法人福岡大学
設計 清水建設・東畑建築事務所共同企業体
施工 清水建設株式会社
敷地面積 147,266.96㎡
建築面積 6,267.40㎡
延床面積 51,328.70㎡
階数 鉄骨造、一部RCST造、鉄筋コンクリート造
構造 地下1階、地上12階
竣工年月 2024年3月

特長

建物の特徴

「福岡大学病院」は、地域の中核的医療センターであり、高度先進医療の指導的病院。2024(令和6)年3月、理念である「あたたかい医療」と基本コンセプト「Make Future Hospital」のもと、新本館を建設。中央棟から本館へつながる1Fエントランスには、本館の顔となるシンボルツリーを設置。5Fには、福岡県で初めて指定された総合周産期母子医療センターとして新生児集中治療室などを整備した。また、感染症患者の受け入れを含めた災害に強い病院として、2F高度治療室と8F病棟を陰圧モードのゾーン切替えでパンデミックモードにできるよう計画。免震装置・ 72時間フルバックアップの非常用発電機・ドクターヘリポートなどを設置し、大規模災害時に機能維持が可能。環境配慮にも先進的な取り組みを実行している。

水まわりの特長

感染源抑制対策として手指衛生や手洗いに配慮し、集中治療室やパンデミックモードで使用を想定される場所には病院用洗面器、スタッフステーションにはスタッフ用手洗い、一般外来の患者さんが使用する手洗器などは壁掛洗面器と設置場所によって洗面器の種類を変更し、使いやすく要所に配置されている。また、トイレや汚物流しの洗浄スイッチはセンサー式とし、非接触を徹底。病棟の4床室トイレは、ほかの患者さんを気にせずに使用できるよう配慮して、廊下側に配置。手すりも左右勝手違いで設けており、身体状況に応じて選択が可能。スタッフ用トイレは、男女別トイレのほか、男女共用トイレも用意され、手洗器を備えた個室完結型としている。先進的な大学病院として、充実した水まわりが実現された。

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