「八潮市役所 庁舎」は築52年が経過し、耐震性の不足、建物および設備の老朽化やバリアフリーへの課題が生じたため、新庁舎へと建替えを実施。保健センターを集約して合築され、まちづくりや災害時の拠点として完成。トイレは、男女トイレや多機能トイレ、オールジェンダートイレを設け、各フロアやエリアの用途にあわせた配慮が行き届いている。

建築概要

所在地 埼玉県八潮市中央1-2-1
施主 八潮市
設計 株式会社石本建築設計事務所
施工 <建築>清水建設株式会社 埼玉営業所
<設備>新菱冷熱株式会社 関東支店
敷地面積 15,401.47㎡
建築面積 4,640.00㎡
延床面積 14,711.61㎡
階数 地上4階
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年10月

特長

建物の特徴

埼玉県の南東部に位置する八潮市。旧市役所庁舎は、築52年が経過し、建物および設備の老朽化やバリアフリーへの対応、耐震性など多くの課題が生じていたため、旧庁舎に隣接した場所に、新庁舎への建替えを実施。市民サービスの向上を目指し、健康づくりの拠点となる保健センター(休日診療所含む)を集約して合築された。関連部署の連携を強化、職員にとっても機能的で働きやすく、環境にやさしい、防災拠点機能を備えた災害に強い新庁舎が完成。設計コンセプトは、未来の「八潮らしさ」を育てる4つの「わ」(輪・和・話・環)をテーマとし、隣接する八潮中央公園や市の施設とつながりを持たせ、人や文化、風景をつなぎ、まちづくりや災害時の拠点として機能する「シビックサークル」となっている。

水まわりの特長

トイレは、建物の北側と南側に分散して配置。各階の北側トイレには、男女トイレのほかに多機能トイレとオールジェンダートイレを設け、エレベーターや階段からアクセスがしやすい場所に配置されている。さらに、設置されるフロアや各エリアの用途にあわせた機能のトイレを用意するため、保健センターを含むエリアには、乳幼児連れ配慮をより強化するなど、建物全体でさまざまな利用者を想定した、だれもが気兼ねなくトイレを選択して利用できる水まわりとなっている。また、八潮市の多くの公共施設では、性別を問わずにすべての大便器ブースにサニタリーボックスを設置。疾病により尿漏れパッドなどのケア用品を使用している方なども、安心して外出できるような配慮を推進している。

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