「国立病院機構 九州医療センター」は、福岡市中央区に立地する地域医療支援病院。トイレの老朽化や混雑が目立ってきたことから、病院内で最も利用者が多い外来トイレを改修。バリアフリートイレを1ヶ所から3ヶ所に増設。手洗いコーナーを新設するなど、患者さんはもとより、職員も、安心・快適なトイレが完成した。

建築概要

所在地 福岡県福岡市中央区地行浜1-8-1
施主 独立行政法人 国立病院機構 九州医療センター
設計 株式会社村田相互設計 九州支社
施工 株式会社JR西日本新幹線テクノス
敷地面積 38,994.66㎡
建築面積 19,918.15㎡
延床面積 66,779.51㎡
階数 地下2階、地上10階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年4月

特長

改修の経緯

「国立病院機構 九州医療センター」は、福岡市中央区に立地する地域医療支援病院であり、国立病院機構において、最多の病床数と診療実績を誇る高度急性期病院である。1994(平成6)年7月に竣工して以来約30年ほど経過し、設備の老朽化が目立ち、さらに、患者さんへの満足度のアンケート調査では「臭い」や「暗さ」などのトイレへの不満の声があがっていたため、今回外来トイレが改修された。改修においては、病院職員でトイレプロジェクトを発足。医師や看護師などの外来に関わる職員で、トイレへの要望の声を集め、改修プランに取り込んだ。改修後は、明るく清潔な空間に生まれ変わり、患者さんだけでなく、職員も安心・快適に利用できるトイレが完成した。

水まわりの特長

外来トイレは、病院内で最も利用者が多く混雑しやすいトイレであることから、さまざまな身体状況の方が気持ちよく利用できるように配慮。迷いなく目的の機能を持つトイレが利用できるよう入口にわかりやすい案内図を設置している。また、患者の高齢化により付き添いが必要な利用者も多いため、混雑緩和を目的にバリアフリートイレを1ヶ所から3ヶ所に増設。左右勝手違いのバリアフリートイレを隣接して設置し、片マヒの方も選んで利用できる。加えて、男女トイレ内にもひろびろブースを設置し、乳幼児連れの方にも配慮するとともに、トイレ全体での機能分散がなされている。また、待合スペース横にトイレとは別に手洗いコーナーを新設。トイレの混雑緩和とともに感染防止対策など衛生面の向上も図っている。

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