江戸川区の『学校施設改築の基本的な考え方について』に則り、「江戸川区立小岩第二中学校」の新校舎が完成。トイレは、乾式清掃と全洋式便器を採用。ウォシュレットをすべてに設置。また、災害時には避難場所となるため、車いすで利用できるトイレを各階に配置。安心して利用できる充実した施設環境が整備された。

建築概要

所在地 東京都江戸川区東小岩1-6-10
施主 江戸川区
設計・監理 <建築>共同設計株式会社
<設備>共同設計株式会社、株式会社日永設計
施工 <建築>五洋・葛西建設共同企業体
<機械設備>東京セントラルエアコン株式会社
<電気>桐井電設工業株式会社
敷地面積 12,618.28㎡
建築面積 3,429.24㎡
延床面積 9,473.15㎡
階数 地上5階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年3月

特長

改築の経緯

江戸川区では、令和8年度までに小・中学校の3分の2にあたる71校が築50年を迎えるため、老朽化などに伴う改築需要に長期的な視点で対応するため『学校施設改築の基本的な考え方について』を策定した。また、改築施設においては、各学校・各地域の特性・実状等に則した整備に向けて、学習環境の充実、安全・安心な学校施設の推進、環境への配慮、施設のバリアフリー化の推進、防災拠点機能の向上といった多角的な観点から検討。この計画に基づき「江戸川区立小岩第二中学校」は、令和2年度より新校舎の建設工事を開始し、2022(令和4)年3月に新校舎が完成した。開校75年を迎える歴史と伝統のある中学校に新たな歴史が刻まれるとともに、さらなる充実した施設環境が整備された。

水まわりの特長

トイレの改築における基本方針より、乾式清掃と全洋式便器を採用。便座は、プライバシーと節水への配慮から、擬音装置「音姫」付きのウォシュレットPSを、生徒用・教職員用含めてすべてに設置。リモコンはボタンを押すたびに発電するエコリモコンを採用している。また、水まわりは極力非接触で利用できるよう、人感センサーの照明器具や自動水栓などを選定。さらに各学年の廊下に設置している手洗いコーナーには、多様な使い方に対応できるようハンドル水栓と非接触の自動水栓を半数ずつ設置されている。また、大地震や水害などの災害時には避難場所となるため、車いすで利用できるトイレを各階に配置。区が策定した計画に則った、環境や衛生面において安心して利用できる設備が整えられている。

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