「近畿大学」は、 老朽化した旧本館解体撤去に伴い、旧本館にあった中央図書館を10号館へ移転し、2022(令和4)年3月にトイレの改修を実施してリニューアルオープン。性的マイノリティ配慮の観点から、学内で初めてとなるオールジェンダートイレも設置された。

建築概要

所在地 大阪府東大阪市小若江3-4-1
施主 学校法人近畿大学
設計 株式会社 近大アシスト
施工 <建築>株式会社 近大アシスト
<空調・給排水衛生>第一工業株式会社
<電気>浅海電気株式会社
敷地面積 86,858.27㎡
建築面積 489.47㎡
延床面積 5,860.83㎡
階数 地下1階、地上12階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2021年12月

特長

改修の経緯

学校法人近畿大学は、1925(大正14)年創立の大阪専門学校と、1943(昭和18)年創立の大阪理工科大学を母体として統合し、1949(昭和24)年に新学制として近畿大学を発足、以降発展の一途をたどり、2025(令和7)年に創立100周年の節目を迎える。日本有数のスケールを誇る近畿大学キャンパスの中でも、東大阪キャンパスは10学部と短期大学部が集う大規模なキャンパスである。このたび、老朽化した旧本館解体撤去に伴い、旧本館にあった中央図書館を隣接する10号館へ移転。中央図書館単独棟とするため、トイレの改修を実施し、2022(令和4)年3月にリニューアルオープンした。

トイレの特長

今回トイレ改修にあたり、限られたスペースでの利便性と快適性の向上を目的とし、狭小スペースの有効活用と性的マイノリティ配慮の観点から学内初のオールジェンダートイレの設置に至った。また、トイレサインも性の多様性への配慮から、男性・女性を限定しないシンプルなデザインや色で設えられている。また、個室完結型トイレとしているため、手洗いのみの利用場面に配慮し、基準階ではトイレの前に手洗いコーナーが設置された。防犯対策としては、男性、女性トイレ問わず、すべての個室に非常時の呼出ボタンを設置。さらに盗聴・盗撮防止として、ブースの壁や扉を床から天井まで立ち上げている。

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