豊川市では、便器の洋式化率向上とともに、特に性的マイノリティへの対応も視野に入れ、小中学校におけるトイレ改修を推進。改修により、清潔さ、雰囲気ともに一変した「三蔵子小学校」では、特に1Fにひとつの入口の先に目的別の個室を備えた「みんなのトイレ」を設置。だれもが安心して使える環境が整備された。

建築概要

所在地 愛知県豊川市三蔵子町宮前32
施主 豊川市
設計 株式会社サトウ設計室
施工 株式会社波多野組
敷地面積 11,477㎡
建築面積 1,910.5㎡
延床面積 5,241㎡
階数 地上3階(中央・南校舎)、地上2階(北校舎)
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2021年2月

特長

改修の経緯

豊川市では、2016年度から5年計画で、小中学校トイレにおける便器の洋式化率70%以上を目指し、改修工事を実施。特に、性的マイノリティへの対応も視野に入れ、各校において「みんなのトイレ」の設置を進めている。当方針に則り、「三蔵子小学校」では、改修と同時に特別支援教室のある1Fに、みんなのトイレ(車いす使用者も含めて対応可能なトイレ) ・家庭のトイレに近い形で男女の区別なく使える「男女共用個室トイレ」・男女共用個室トイレ・男女別トイレを設置。ひとつの入口の先に目的別の個室を備え、このトイレ空間全体を「みんなのトイレ」と位置付け、だれもが安心して使える環境へと整備された。

トイレの特長

三蔵子小学校の1Fに設けられた空間全体を「みんなのトイレ」と位置付けたスペースでは、車いす使用者などの対応が可能な「みんなのトイレ」の両脇に「男女共用個室トイレ」を設置。さらにその奥に男子トイレ・女子トイレがそれぞれあり、トイレを利用する児童が、使いやすい場所を選んで使用することができる。また、各教室横の男女トイレも洋式化・乾式化のトイレに改修を実施。壁紙を各階で変えて進級の意識を持つことができるようにし、さらに、男女の性差で色の区別をしないなど細やかな配慮がなされている。洗面コーナーでは、見えない汚れを分解、菌を除菌し、排水口の汚れを抑制する「きれい除菌水」搭載の自動水栓を採用。改修により、清潔さ、雰囲気ともに一変された。

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