「四条烏丸FTスクエア」は、烏丸(からすま)駅と四条駅に直結するオフィスビル。京都らしさを演出するため、縁起がよい伝統模様を大便器ブースの扉に採用し、トイレがただ用を足す場だけでなく、一息つけるリフレッシュ空間となるようにとの想いを表している。

建築概要

所在地 京都府京都市下京区四条烏丸東入長刀鉾町20
施主 東京建物株式会社 ほか
設計 TOTOアクアエンジ株式会社
施工 TOTOアクアエンジ株式会社
敷地面積 4,599.02㎡
延床面積 37,108.75㎡
階数 地下3階、地上11階、塔屋1階
構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修・増築)2019年11月

特長

改修の経緯

「四条烏丸FTスクエア」は、阪急京都線の烏丸(からすま)駅・市営地下鉄烏丸線の四条駅と直結するオフィスビル。1998(平成10)年に竣工された、京都市内における東京建物株式会社のオフィスビルのランドマーク的位置づけである。築20年以上が経過し、働き方改革が進むなか、テナントの男女比率の変化やワーカーがオフィストイレに求めるニーズが多様化してきた。その背景から、清掃性や維持管理・環境配慮はもちろん、ワーカーが一息つける空間へと進化させるために既存レイアウトに拘らず、抜本的なレイアウト変更も取り入れ、2018(平成30)年秋ごろからトイレの改修計画をスタート、順次改修工事を遂行した。

トイレの特長

トイレ空間は、白を基調とした清潔感のある空間としながら、付加価値として京都らしさを演出するため、大便器ブースの扉の仕上げは「籠目」「鱗」「小菊ちらし」「七宝」といった伝統模様を採用している。それぞれ縁起がよく前向きなイメージがある柄を選び、さりげない遊び心を生かし、トイレがただ用を足す場ではなく、一息つけるリフレッシュ空間となるようにとの気持ちが表されている。また、テナントニーズの高まりから、女性用トイレに小物入れを新設。使い勝手を実際に検証しながらサイズを決定。フロアの従業員数から算定し50個を確保している。また、壁や床の仕上げ材に維持管理がしやすいものを採用し、メンテナンス性に配慮している。

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