お邪魔しまあす、と思わず中へ声をかけてしまいそうな雰囲気だった。地下鉄東西線琴似(ことに)駅近くに立つ、豊栄建設が今春発表した「コンセプトモデルハウス」。「"島"のキッチンが、絆をむすぶ家」をコンセプトにした、今シーズンの豊栄建設の「顔」のひとつである。隣接する5区画の土地とともに希望者への販売が前提となっており、おのずと住宅展示場のモデルハウスとは異なる、「人が住む」リアリティがスケールに現れている。
豊栄建設が、このスタイルでモデルハウスの発表を始めたのは2004年。着実に知名度を高めて、10年は札幌市内戸建て受注実績でトップに輝いた。