日本のトイレ文化、技術力を世界に発信するTOTO宮島おもてなしトイレ

LAYOUTレイアウト

TOTOのノウハウを駆使し、
「男女共用個室トイレ」も設置した機能分散配慮のレイアウト、
「ウォシュレット」「ハイドロソリッド」など最先端技術を備えた器具の導入など、
世界中から訪れる多様な方に快適で使いやすいトイレ空間を提供します。

曲線的な空間と大きなピクトグラムにより、利用者の動線を分散。

洗面空間の中央にスタイリングコーナーを設置することで人の流れを誘導。壁に設置された鏡はトイレ待ちの行列時でも身だしなみをチェックできる。

全ての大便器ブースにウォシュレットを設置。ブースは広い空間を確保し、個室で手洗いまで完結したい方へのニーズにも対応。

障子をモチーフとした間仕切りでプライバシー配慮と和風テイストを両立。

車いす利用者が身体状況に合わせて便器や手すりの位置が選べるよう、左右対称に2箇所設置されている。

車いす利用者が身体状況に合わせて便器や手すりの位置が選べるよう、左右対称に2箇所設置されている

大人から小さなお子様、乳幼児まで対応したトイレ。多目的トイレとは別に、お子様連れに必要な機能を備えており気兼ねなく利用できる。

性別の異なる高齢者や発達障がい者への介助、性的マイノリティーの方などへの配慮としてだれでもトイレを設置。

STORYストーリー

世界遺産・宮島に“快適なおもてなしトイレ”を創出し、“日本のきれいなトイレ文化”を世界へ。

観光客の受入環境の充実および満足度の向上をめざしている廿日市(はつかいち)市と、
“日本を世界のショールームに”を合言葉に日本のトイレ文化の世界への発信をめざしているTOTOの「宮島を訪れる観光客にトイレでおもてなしをしたい」
という想いが一致したことでプロジェクトはスタートしました。

2017年3月に締結されたパートナーシップ協定に基づき、宮島の魅力と共に、日本のトイレの魅力、
そしてTOTOの技術力を国内外に広く発信していくという想いを込めて、
「TOTO宮島おもてなしトイレ」と命名しました。

宮島に誰もが使いやすい清潔なトイレ空間を創出し、世界中から訪れる多くの方々に
心地よく観光・滞在していただきたい、快適なトイレ空間での“おもてなし”を、ぜひご体験ください。

  • 2017年3月22日、「宮島おもてなしトイレ」整備に関する協定書に調印しプロジェクトが開始。

    2017年3月撮影
  • 設計は広島県を中心に多くの建築実績を持つあい設計が担当。最初に関係者によるアイデア出し合い、コンセプトを共有。

    2017年10月撮影
  • 自治体とメーカーのトイレに対する取り組みに対しメディアも着目。TV局の取材が入ったことも。

    2018年4月撮影
  • 建設地の大杓子展示施設を建物老朽化のため建替え、大杓子は移設されることになった。

    2018年6月撮影
  • 工事には広島県で創業100年を超える増岡組が取り組んだ。宮島という地域の特性上、観光客への配慮など、さまざまな条件下のもと実施。

    2019年2月撮影
  • 現場定例会では関係者全員で意見を出し合い、直面した課題を一つずつ確認し解決した。

    2019年3月撮影
  • 光触媒技術を用いた壁材ハイドロソリッドの搬入。大型陶板独自の意匠性はトイレ空間の印象を際立たせた。

    2019年5月撮影
  • 竣工直前の正面入り口の様子。建替前の面影を残しつつ、新たに生まれ変わった。

    2019年7月撮影
  • 2019年8月1日、100人近い関係者がセレモニーに参加。テープカットが盛大に行われオープンの日を迎えた。

    2019年8月撮影

LOCATIONロケーション

フェリー乗り場(宮島桟橋)と厳島神社の中間に位置し、表参道商店街に面しています。

「TOTO宮島おもてなしトイレ」概要

名称
TOTO宮島おもてなしトイレ (読み:トートー ミヤジマ オモテナシ トイレ)
所在地
広島県廿日市市宮島町536番地1
規模
木造/地上2階/延床面積=約500㎡(1階トイレ部分=約183㎡)
主な機能
1階:トイレ、観光案内/2階:休憩スペース
設計
株式会社あい設計
施工
株式会社増岡組