
2026年7月23日

水まわりを考えるとき参考になるのが実際のお住まいの実例です。主役の商品選びやコーディネートなどがお悩み解決のヒントに!そこで、HOME UP制作チームがTOTO商品を上手に取り入れた水まわりを訪ね、取材してきました。今回はシステムキッチン「ザ・クラッソ」を中心にご紹介します。
第一子となるお子様を授かったのを機に、マイホームを購入することにしたご夫妻。日当たりのよさや子育て環境、通勤の利便性を考慮して、2024年に千葉市内の中古マンションを購入しました。
実はおふたりは、リノベーション会社「SHUKEN Re」(シュウケンアールイー)に勤めるプランナー。マンション購入は、入居前にご自分たちの設計でリノベーションすることが前提でした。職業柄、「いつかは……」と夢見ていたものの、「スケジュールがかなりタイトだったんです(笑)」と、思いのほかハードだった日々を振り返るご主人。
「妻が里帰り出産をすることになったので、段取り上、1カ月しかプランニング期間がなかったんです。日々の業務をこなしながら、終業後に会社に残ってふたりでプランニングを進めていきました」
テーマとなったのは、おふたりの好きなレトロな雰囲気のある空間づくり。また、個室や収納スペースは事前に用途を決め込まず、フレキシブルに使えることを意識したそう。
「おもちゃなどの子ども用品は原色のものが多かったりしますよね。今後それらが部屋に加わっていくことを考えて、内装はやさしい色合いのものを採用するようにしました」(ご主人)と、インテリアのベースとなる部分の「色」にもこだわりました。

「やさしい色合い」はキッチンにも反映されています。奥様が中心になって選んだシステムキッチンは、TOTOの「ザ・クラッソ」。扉カラーは、LDKのインテリアになじむ色合い、「オーブグレージュ」を選びました。美しいつやが印象的な鏡面タイプです。
「お手入れのしやすさや機能性の面で、システムキッチンは上質なものを採用したいと思っていました。そこで、各社のショールームで上位グレードを中心にチェックしてみたのですが、デザインの主張が強めのものが多い印象だったんです。そんな中で、TOTOの『ザ・クラッソ』は、家具のようなシンプルさが私たちにハマりました(笑)」と奥様。
ご主人も「シンプルなキッチンは、ともすると質素だったり、チープに見えてしまう心配があったのですが、『ザ・クラッソ』は上品さがあって安心しました」。

カウンターの薄さも「ザ・クラッソ」を選んだ決め手。取っ手もスリムなタイプを採用し、より「家具のようなキッチン」に。
昨今は対面式キッチンが人気ですが、おふたりは当初から「壁付けキッチン(I型)一択」だったとか。奥様いわく、「わが家の場合LDKがそれほど広いわけではないので、対面式にするとくつろぎのスペースを圧迫してしまうと思ったんです。作業中にあまり動かなくていいのも理想的だなと」。
「壁付けのI型キッチンは、リビング側から見たときにさえぎるものがないので、吊り棚やタイルなどとカラーコーディネートをして、絵になるシーンがつくりやすいことも魅力でした」とご主人も口をそろえます。
キッチンが常に視界に入るレイアウトだからこそ、「ザ・クラッソ」のノイズレスなデザインがおふたりの好みにフィットしたよう。「家具のようなキッチン」を追求するため、細部までキッチンらしさを抑えたデザインにこだわり、取っ手はシンプルな「スリム取っ手」(ステンシルバー)に、カウンターは薄く軽やかな人工大理石(ライトストーニーグレー)を選びました。
正面の壁は、目地が少なく汚れが目立たない大判タイル仕上げに。キッチンのバックガード(壁面側の立ち上がり)がないこともおふたりには魅力的に映ったとか。キッチンとタイル、それぞれの美しさが映える仕上がりになりました。

「オーブグレージュ」の扉カラーに合わせて造作の吊り棚やタイルをコーディネート。「テーブルの足元に目立たないようにゴミ箱を置きたい」という希望があり、ゴミ箱を目隠しできる形状の脚をつけたダイニングテーブルを造作しました。
ご長男の誕生後、それまで暮らしていた賃貸住宅からこちらに引っ越しておよそ2年。奥様は育児休業から復帰し、仕事と子育てで忙しい日々が始まりましたが、家事の負担減にも「ザ・クラッソ」が役立っているご様子。
「汚れ落ちがいいので、洗いものついでにサッと掃除ができるのがいいですね。掃除が苦ではなくなり、キレイを保てるようになりました」と奥様。シンクへの色移りを心配したことがあったそうですが、すぐに汚れが落ち、手入れのラクさを実感したとか。
家事の観点では、「片づけのしやすさ」も日々実感中だとか。開き扉式だった以前の賃貸マンションのキッチンと比べて、収納スペースを区切って、奥まで無駄なく使えるような引き出し式がとても便利だそうです。

以前の賃貸の住まいでは「汚れに気づいても見て見ぬ振りをすることもあった(笑)」そうですが、汚れ落ちがいいので掃除の負担感が大幅に減り、無理なくきれいをキープ中。


もともと少し奥まった場所にあった独立型キッチンを窓側に移動して、リビングダイニングと一体のオープンキッチンに変更した今回のリノベーション。リビングにはヴィンテージ感たっぷりのデザイナーズチェアやキャビネットが並び、キッチンの扉カラーともしっくりとなじんでいます。
以前キッチンがあった場所はパントリーに一新。キッチン関係のものだけではなく、スーツケースや工具なども収納できるスペースにしました。冷蔵庫もパントリー内に収めて、キッチンまわりをよりすっきり見せているのもポイントです。「ダイニングテーブルに座ったときに見えてしまう部分には目隠しできるカーテンを取りつけました。基本的に面倒くさがりなので(笑)、それ以外はワンアクションで出し入れできるように扉のないオープンなつくりにしています」(奥様)。
さらにKさん宅らしさを感じるのは、和室を撤去してLDKとひと続きに設けたフリースペースです。小上がり風に床高を上げたスペースで、主寝室やお子様の遊び場などとして、フレキシブルに使っていく予定だとか。
おふたりで意見をすり合わせながら設計したお住まいはイメージ通りの仕上がりになり、「早く帰りたいと思える家」になったとか。初めて提案する側ではなく“施主”の立場も経験し、たくさんある設備機器や内装材の中から一つに絞る大変さも実感したといいます。
「プランナーとしてお客様と接していると、高級感のあるラグジュアリーなキッチンと、ノイズレスデザインなキッチンに二極化している印象があるんです。後者を好むお客様に、『ザ・クラッソ』はおすすめしやすいシステムキッチンだと感じました。ひとつプランナー目線でリクエストさせてもらうとしたら(笑)、サイズや形状のリクエストにもっと対応いただけるとありがたいですね」(ご主人)

おふたりの好みが伝わるリビングの家具。チェアはスイスの建築家ピエール・ジャンヌレのリプロダクト製品「PH28」、キャビネットは京都の古道具店で購入したものだそう。


左右に棚を設置したキッチン横のパントリー。そのまま洗面所につながり、廊下にも出られます。使用頻度の高い洗面所をLDKからアクセスのよい場所に設けたいという希望があったそう。

リノベーション会社SHUKEN Reでプランナーとして活躍中のご夫妻。ご主人は個人のお客様宅のリノベーションを、奥様は法人向けの大規模修繕などを担当されています。
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