夫婦ふたりの「終の住処」のために高機能の「シンラ」を採用。お風呂の掃除がラクになって、快適なバスタイムを満喫

リフォームで60代からの住まいを快適に、動きやすく

Tさん夫妻がお住まいなのは、築27年のマンション。新築時に入居してから、ここまでトイレを交換しただけで住み続けてきました。

「とはいえ、ずっとリフォームをしたいと思っていたんです」と奥様。ともにお仕事をリタイアしたこともあり、2024年11月に住戸を全面的にリフォームすることに。

設計・施工は有限会社加賀原室内装備に依頼。代表取締役の加賀原弘次さんは同じマンションにお住まいで、ご主人とともに理事を務めたこともある、長いお付き合いでした。「親しみやすいお人柄で、このマンションの間取り・構造などもよく知っているのでお願いしました」とご主人。

LDKやその隣の和室、玄関ホール、奥様の個室などの間仕切り壁を取り払い、ひと続きの開放的なワンルームとしました。「イメージは、ご夫妻が大好きなハワイのコンドミニアム。暖かみのあるアースカラーをアクセントにして、日当たりのよさを生かした住まいに仕上げました」（加賀原さん）。

ご主人はパラスポーツに関わっていることなどから、障がい者の方々だけでなく、誰でも使いやすいユニバーサルデザインについて知る機会があったそう。「60代の私たちがこれから快適に暮らし続けるためにも、今回のリフォームは住まいを見直すいいタイミングになったと思います」と言います。床の段差を解消するなど、心身の負担を減らそうという思いがプランにも反映されることになりました。

苦痛だったお風呂のお掃除から解放！

加賀原さんに勧められて足を運んだ、TOTOのショールームでご夫妻が気に入ったのが、システムバスルーム「シンラ」と洗面化粧台「エスクア」でした。

実は、これまでの住まいで奥様がもっとも苦労していた家事がお風呂のお掃除でした。「以前のユニットバスは、ぬるぬるした汚れや黒カビなどが隅にたまりやすくきれいにしようと思うと、時間と手間がかかって、とても苦痛でした」（奥様）。だからシンラの「浴槽・床きれい快適セット」はとても魅力的だったそう。

「浴槽・床きれい快適セット」は、ボタン１つで入浴後の排水からお湯による予備洗浄、洗剤の吹きつけ、すすぎ、お湯はり^※で一連の流れをお任せにできる「おそうじ浴槽」と、洗い場の床の皮脂・角質汚れをボタン１つで洗い流し、「きれい除菌水」で除菌仕上げすることで、菌やカビの発生を抑える「床ワイパー洗浄」が連動する機能です。

また「お掃除ラクラクアクセントカウンター」の表面は、親水性に優れ、汚れ落ちがスムーズ。水あかの固着（化学結合）も抑制する仕様です。
「浴室乾燥機能でお風呂の湿気も飛ばすことができるので、あとは壁パネルをさっと拭いて排水口のゴミを取るだけで、お風呂がきれいになっちゃう。こんなにラクしていいのかしら」と奥様はご機嫌です。

※おそうじ浴槽対応給湯機の場合

浴室入り口の段差がなく、足の治療中も入浴はスムーズ

リフォームの前後には、思いがけない事故でご主人が足にケガを負うことに…。症状が悪化したため、リフォーム後に手術し、１か月ほど入院。帰宅したときには両松葉杖で身体を支えられるかどうか、という状態でした。

「でも、リフォームしておいたおかげで、部屋のドアの開閉は最小限で済むし、通路も広々としていて動きやすい。お風呂も手すりが適切に配置されていてラクに入浴できました。ユニバーサルデザインの素晴らしさを実感できました」（ご主人）。

洗面脱衣室と浴室との段差も解消されていたため、松葉杖で浴室内に入り、介護用のバスチェアへの移乗までもスムーズに。さらにそこから浴槽の縁に腰掛けて、湯船に入ることも可能だったそう。「しばらくはシャワーだけかと覚悟していたのですが、無理なく入浴できてほっとしました」（ご主人）。

心まで解きほぐしてくれる「楽湯」とシャワー

「シンラ」の大きな特長である「楽湯（肩楽湯・腰楽湯）」の機能も、おふたりのお気に入り。「私は肩楽湯が好き。大流量のお湯が肩に流れてきて、すぐに体が温まります。まるで温泉に浸かっているみたい」（奥様）。

ご主人は「腰楽湯」を愛用。「お湯にマッサージされているようで、心地いい。思わず声が出てしまいますね」（ご主人）。

また「コンフォートウエーブシャワー（３モード・ミスト）」では、「ナチュラルケアミスト」モードを搭載。やさしい肌当たりのきめ細かいミスト洗浄が汚れをしっかりと洗い流します。「こんな感触は初めてですね。心まで解きほぐしてくれるような感じです」（奥様）。

収納量十分の洗面化粧台でストレスなくメイク

もうひとつ、Tさん宅の洗面脱衣室で課題となっていたのは収納でした。「年を重ねて手の届かない棚なども出てきました。ここを整理できるようにしたいと加賀原さんに相談しました」（奥様）。

そこで採用されたのがTOTOの洗面化粧台「エスクア」です。洗面ボウル下の引き出しは、排水管を巧みに避けて収納量を1.5倍に増やした「奧ひろし」。さらに3面鏡の裏も収納棚として、メイク用具なども収めました。
「おかげで床に置いていた収納ラックが不要になりました。その分､洗面所が広く使えるようになりました」（奥様）。

「エスクア」の調光機能も重宝しているそう。「メイクのときは明るくします。よく見えるようになって、以前より手早く、ストレスなくメイクを楽しんでいます」（奥様）。

わが家のリフォームを振り返ってみて、ご主人は「どうしても加齢とともに身体機能は少しずつ低下していくもの。でも、掃除ひとつ取っても、こうして水まわりの新たな機能でカバーできることはけっこうあるものですね」と話します。60代からの変化を見越したリフォームによって、おふたりの毎日はより充実したものになっているようです。