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はじめよう!お気に入りの水まわり生活

2023年3月30日

キッチンに映える美しいL型を継承。 “クリーン”の時代が求めるタッチレスで吐止水する水栓

#システムキッチン

#キッチンプロモーション

快適はヒトの手から〜開発ストーリー〜

新しい生活様式を経験した私たちの暮らしのなかで、「わが家の水まわりは衛生的で快適に使えるものであってほしい」という思いは、以前よりも強くなってきているようです。そうしたニーズに対応したのが、TOTOのシステムキッチン「ザ・クラッソ」に搭載される「タッチレス水ほうき水栓LF」です。手に洗剤がついた状態でも、水栓本体の横にあるセンサーにサッと手をかざすだけで、水を出し止めすることができます。使いやすくて汚れにくく、見た目にも美しい。この水栓を開発した、長野健一さんと高山陽平さんに、今の時代に求められる機能の数々についてお話を伺いました。

※ 撮影時のみマスクを外しています

タッチレス水ほうき水栓LFは、手の汚れを気にせず、センサーで水を出し止めできる機能と、キッチンを美しく見せるシンプルなフォルムを両立しています。

機器水栓事業部 機器水栓開発第一部 機器水栓開発二グループ

長野 健一 さん

熊本大学大学院・自然科学研究科で機械システム工学を専攻。2014年に入社後、洗面、浴室、キッチンの水栓開発業務に従事。2020年10月からタッチレス水ほうき水栓LFの開発に携わる。

機器水栓事業部 機器水栓開発第一部 機器水栓開発二グループ

高山 陽平 さん

広島大学大学院・工学研究科で輸送環境システムを専攻。2019年に入社後、洗面水栓の開発業務に従事。2020年10月からタッチレス水ほうき水栓LFの開発に携わる。



多くの人の「使いやすさ」を製品に落とし込む


    長野さんは入社以来ずっと水栓の開発に取り組んでいるそうですね。


長野さん(以下、長野) 入社して9年です。これまでキッチン、洗面台、浴室などの水栓の開発に携わってきました。今回は製品の設計全体を統括しています。でも、キッチンにおけるセンサーで水の出し止めを操作するタッチレスの水栓は、当社でも初めてのことでしたので、これまでの経験にとらわれず、いちから水栓を見直すことを心掛けました。


高山さん(以下、高山) 私は入社4年目で、洗面水栓の開発から今回のキッチン水栓へと部署が変わりました。同じ水栓でも、洗面とキッチンでは使い方が違いますし、求められる機能も違う。私も日々勉強でした。


長野 そうそう、水栓は用途や設置場所がいろいろあるし、使い方も人それぞれなんですよね。使用するときの手の出し方、手を動かす速度、利き手も人によって違います。その中で、多くの人にとっての「使いやすさ」を見つけて、製品に落とし込んでいく。それが私たちの仕事だと思っています。


    その結果のひとつが、今回お話を伺う「タッチレス水ほうき水栓LF」なのですね。どのような特長があるのでしょうか?


長野 まず前提になったのは、従来のタッチスイッチ型水栓で好評だったL型フォルムはそのまま受け継ぐことです。この形状は、作業スペースを大きく確保できるので「大きななべやフライパンも洗いやすい」とご好評をいただいていました。そのうえで、水栓本体の側面にセンサーを設置することで、洗剤がついたままの手をかざしても、泡などが水栓に落ちることがなく、汚れにくい。そのつど、水をかけて、汚れや泡を洗い落とす手間が減ります。


高山 従来品で搭載されていた「幅広シャワー」も改良しました。水の出る範囲が広いので食器を効率よく洗えると人気があったのですが、その一方、広範囲に水が出るため、カウンターに飛び散りやすいというご指摘もありました。そこで、そのよさはそのまま、水流をきれいに整えることで、水はねを以前よりも抑えられるようになりました。

L字の形状は、腕に水が伝いにくいことや、洗い物などするときに腕を動かすための空間が十分に取れるなどのメリットがあります。
長野さん(左)は当プロジェクトの設計の統括、高山さん(右)は主に水栓の吐水関連の開発を担当しました。



「使い方」を徹底的に検証して最適な答えを探す


    開発にあたって特に大変だったことはなんですか?


長野 まずはセンサーをどこにすべきか、ということです。キッチンでは、食器や食材を洗うほか、水栓周辺でも調理したり、さまざまな動作を伴います。ですから、そうした作業の流れのなかでごく自然に手を差し出して、水を出し止めできるようなセンサーにする必要があります。また、水と関係ない作業をしているときに誤作動して、服を濡らすようなことがあってもいけません。


    どのように検証しましたか?


長野 水栓本体のうち、先端や上部、下部など7か所にわたって実際にセンサーをつけて、モニターの方の作業の様子を分析しました。水栓の真上や正面、横など複数の方向から動画を撮影して、「この位置だとこういうデメリットがある」ということを1か所ずつ検討していきました。たとえば、センサーがスパウト下側の位置だと、洗い物している時にセンサーが反応してしまう可能性があるといったことですね。


    その結果、水栓本体の側面が適切だと明らかになったのですね。


長野 蛇口もレバーハンドルもそうですが、洗剤や石けんのついた手で操作すると、またそこを洗い直したり、周辺に泡などが飛び散りますよね。せっかくタッチレスにするのに、そういうことがあっては残念。側面であれば、手をかざしても泡が水栓にしたたり落ちることはありません。


    位置が決まった後は?


長野 センサーの感度を調整していきました。キッチンでの作業や動きのパターンについては、数百種類はリストアップしているんです。そのうち、感知性能に影響するものを百種類くらい絞り込んで、どの動きが誤作動につながるのか、実際に試して検証していきました。


    ずいぶん細かく分析するのですね。


長野 当然ではありますが、お客様視点を大事にしていますので、私たちがいいものをつくったと思っても、お客様に喜んでいただけなければ意味がありません。開発当初はお客様のニーズをもとにスタートしても、ものづくりを進めていくと、いつの間にか製品化を実現することに集中してしまいがち。そこで一歩踏みとどまって、お客様ならどう使うのか、を常に考えながら取り組む、ということが私たちの開発の姿勢だと思っています。


適切に反応する場所を探るため、白い樹脂のパーツをつくりセンサーを取り付けた試作品。
センサー部分。電気コードが水栓内部で切れないようにおさめる工夫も検討されました。
「操作性、水栓のL型フォルムから生まれる広い作業空間、そしてノイズレスデザインを継承した設計を心掛けました」と長野さん。

※ノイズレスデザイン・・・ 空間調和の妨げとなる要素である余分な凹凸や隙間などを取りのぞいていく発想



いままで見えていなかったものからヒントを見つける


    高山さんは、水はねの改善を担当されたそうですね。


高山 今回の開発にあたっても、従来品の水栓についてのお客様アンケートを見直すところから始めました。幅広シャワーは好評でしたが、「水はねが気になる」という声は無視できないものだとわかりました。なかには「ほんの少しの洗い物で水はねがあるというのは、使う人のことを考えていない」という回答もありました。これは胸に刺さるものがありましたね。開発の間、ずっと忘れることはありませんでした。


    どのように改善したのですか?


高山 従来品の水栓も時間をかけて開発チームが検討を重ねてできあがったものです。そうして完成したものにすぐ直せるような大きな欠点があるはずがない。それに、水栓のヘッドの部分は、部品が30個ほどもあるんです。抜本的に改良するには、仕組みそのものを見直さないといけない。表面だけ見ていてもわからないと思い、水栓の内部の水の動きを解析して、今まで見ていなかったところからヒントを見つけようとしました。


    どのようなことがわかりましたか?


高山 ヘッド部に入ってくる水の勢いが強いため、最終的に吐水する散水板の穴から出ていくときに流れがかなり乱れた状態になっていることがわかりました。そこで、水栓内部に流れのクッションになるような仕組みを設けて、以前よりソフトにすっと水が外に流れ落ちるようにしました。


    確かに流れの激しい滝よりも静かに流れる滝のほうが、水が飛び散りにくいですね。


高山 そのような感じです(笑)。あと、散水板からまっすぐきれいに水を流すために、散水板の穴にもこだわりました。穴の口径は0.5mmで穴同士の間隔、配置も調整して、ひとつの水栓の散水板に99個の穴をあけて、水を流すことにしました。


    緻密な設計ですね。


高山 穴の口径も間隔も0.1mm単位で検討していきました。3Dプリンタで試験体をつくっていたのですが、微細な穴まではさすがに精度よく仕上がらないので、細いドリルで穴をひとつずつ調整していきました。

微細な穴のあいた散水板の現物。

 

    すごい。職人さんの域です。


高山 実際に同僚から「職人」と呼ばれていました(笑)。水の飛び散りの検証のときも、お皿を洗う一定の動作を1分間続け、周囲に飛んだ水をふき取って量を計測するということを50回ほど試行したのですが、もう「自分はロボットだ」と言い聞かせて均一な動きになるように心掛けました。最後は、飛び散った水を見るだけで、おおよそのグラム(g)数を言い当てられるようになったほどです(笑)。



大きななべや食器を大きく動かしながら洗い、適切にセンサーが反応するか試します。
1分間に一定の動作を行い、周囲にどの程度水がはねるか確認します。この動作の後、周囲の水滴を実験用のふきんでぬぐい取ります。
周囲に飛んだ水をふき取った布を計量。写真の機器は1000分の1グラムの単位で水の量を測れるそうです。


緻密に検証を進めるため、手作業で、試作品の散水板の穴周辺の“バリ”を削る高山さん。

試作を通じてデザインや使い勝手を緻密に検証


   水栓本体のフォルムもすっきりと、きれいです。


長野 機能が増えたからといって、野暮ったい形になってしまっては、「ザ・クラッソ」にはふさわしくありません。すっきりとした美しさを感じていただけるように、水栓本体のフォルムはバランスを整えるように気を付けました。フォルムを変えないためにも、水栓そのものの口径は太くしてはいけない。とはいえ、追加するセンサー部分は目につかないように水栓内部におさめないといけない。そこで、パソコンで3Dモデルを作成しながら内部構造を検討して、最後は試作品で確認して調整していきました。


   それだけ緻密に検証してもやはり試作は必要なのですね。


長野 特に人間が作業するものなので、実際に使ってみて初めて発見することもあるんですよ。試作品のひとつは、私の自宅にも設置しましたが、妻からは毎日のように厳しいダメ出しを食らいました(苦笑)。


   例えば、どんな指摘がありましたか?


長野 わが家には4歳と2歳の子どもがいるのですが、食事のときに何かしら、よくこぼすんですよ。そんなときにはすぐに水で汚れた服を洗ったり、ふいたふきんを洗いたい。でもセンサーの反応が少しでも遅く感じると、結構なストレスになってしまいます。だから私はセンサーの感度や反応速度についてはかなり意識していました。洗うのが遅れたら、シミが残ってしまいますからね(苦笑)。


高山 さきほどもお話しましたが、お客様の声は厳しいほど心に残ります。それが正直な思いなんですよね。そういったお客様の声に応えようという思いが、開発のモチベーションにつながります。これから今回の水栓でも、お客様アンケートを拝見するわけですが、怖いような、楽しみでもあるような。

お客様やショールームアドバイザーのアンケートを読み込み、開発に活かしているという高山さん。


    こうして改良を重ねて、確実によりよいものができていくのですね。


高山 ショールームアドバイザーにアンケートをとったところ、「水はねが改善されている」という回答が数多く寄せられまして、手ごたえを感じています。


長野 妻にも試しに使ってもらったところ、使いやすいと喜んでくれました。いいものができた、と思っています(笑)。実際にお使いになっているお客様からも、「幅広シャワーで一気に洗い流せるので、効率的に洗いものができ大満足。時短につながり生活がらくになりました。料理中に食材で手が塞がっている時や、手に油がついている時も、かざすだけで水の出し止めができてとても便利」といった嬉しい声もいただいております。


編集後記


従来の美しいL型のフォルムを守りながら、新たな機能をもりこみ、同時により使いやすい商品を目指す。その実現は、お客様やショールームアドバイザーの商品アンケートを読み込み、試作品をつくり自分自身の手で皿を洗うテストを繰り返すなど地道な作業に裏打ちされたもの。テストの様子を実験場で拝見し、完成した商品からはなかなか想像できない、開発に向かう多くの方の知恵と努力の蓄積を実感しました。こうした確固な基盤をもとに、今後も当シリーズはさらに進化を続けていくに違いありません。

編集者 介川 亜紀

取材・文/渡辺 圭彦  写真/㈱ゼネラルアサヒ  構成/介川 亜紀  2023年3月30日掲載
※『快適はヒトの手から~開発ストーリー~』の記事内容は、掲載時点での情報です。


今回取り上げた商品はこちら

ザ・クラッソ

※受賞対象:カウンター・スクエアすべり台シンク・水ほうき水栓LF・タッチレス「きれい除菌水」生成器

「ザ・クラッソ」イメージ動画はこちら

次回予告

第7回は、システムバスルーム「シンラ」に搭載された、「楽湯」の開発技術をご紹介します。浴槽内で肩と腰に流水を当て、毎日のバスタイムでの心地よさ、リラックスを生み出す楽湯。よりリラックスを導くにはどうしたらいいか、肩と腰の2か所それぞれに向けた流水の量やその形状を探ると同時に、お客様が安心・安全に使い続けるため知恵を絞ったという開発プロセスについて、担当者に詳しくお伺いします。

2023年5月18日公開予定。


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