
オフィスのトイレは多忙なオフィスワークのなかで気分転換できる場所。
仕事の合間にリラックスするときだけでなく、同僚とのコミュケーションの場にもなっています。
ポイントとしては①コミュニケーションゾーン②リラックスゾーン
この2つのゾーンを計画的に分離することでリフレッシュできる空間づくりを図ります。
洗面コーナーやスタイリングコーナーでは同僚とのコミュニケーションが図れ、リフレッシュできる空間づくりを考慮します。例えば、自然光を取り入れるなど明るい空間づくりが重要です。



洗面コーナーとスタイリングコーナーを分離することで、落ち着いて化粧を直したり、身だしなみを整えることができるよう計画します。また口腔ケアのため歯みがき器を設置するといいでしょう。


リラックスゾーンはプライバシーの尊重が重要。交流の場であるコミュニケーションゾーンと離してレイアウトすることで気兼ねなくリラックスできる空間づくりを図ります。



オストメイト配慮として、汚物流しを設置。

入り口付近に車いす使用者トイレを設置し、「車いす使用者」が快適に使用できるように配慮しています。

トイレと洗面コーナーが一体化した男女共用個室トイレは、人目を気にせず身だしなみを整えられる快適な空間です。性別を問わず安心して利用できる設計で、気分転換や身体の不調時の休憩にも役立ちます。また、性的マイノリティにも配慮し、より多くの人が快適に利用できるよう工夫されています。
<TOTOのご提案 - 性的マイノリティ配慮について>
・ LGBT:レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字を合わせたもの
・ トランスジェンダー:生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性自認を持つ人
特に「生まれたときに割り当てられた性別」と「性自認(自分の性別をどう認識してるか)」が異なるトランスジェンダーはトイレに対してストレスを感じる方が多いようです。なかにはトイレをガマンして膀胱炎になったり、水分を控えて脱水症状になるなど健康を害している方もいらっしゃいました。周りの目を気にして「自認する性」ではなく服装や見た目などに順じてトイレを選ばなくてはいけないため、性別を問われる男女別トイレは、精神的苦痛と不安で使用しにくいとの声も挙がっており、男女共用トイレを使いたいと望む方も多いようです。
性的マイノリティの方が望むトイレのあり方はさまざまですが、男女共用トイレを設けることはトランスジェンダーの方が利用できるトイレの選択肢の幅を広げることにもつながります。
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