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TOTOギャラリー・間 北九州巡回展 「堀部安嗣の建築展――懐かしい未来へ向かって」

展覧会について
TOTOギャラリー・間は、TOTOミュージアム(福岡県北九州市)にて巡回展を開催します。 今回は、反響の大きかった建築家・堀部安嗣氏の展覧会「建築の居場所」(2017年)に最新撮り下ろし映像を加え「堀部安嗣の建築展――懐かしい未来へ向かって」と題した展覧会です。

堀部氏のつくり出す建築は、時を超えて価値を持ち続ける建築のあり方を示すものとして高く評価されています。近年では、住宅のみならず、店舗、地域の集会所や客船まで幅広く設計を手がけられています。建築家として26歳で独立した堀部氏の最初の仕事は、鹿児島に設計したふたつの小さな建物でした。おおらかで豊かな九州の自然と人びとのあたたかな交流に支えられながら、屋久島、福岡、熊本など九州各地でも活動し、作品は国内で100件超にのぼります。

本展では、堀部氏の建築の真髄を伝えるべく、処女作である「ある町医者の記念館」や、代表作の「竹林寺納骨堂」(2016年日本建築学会賞(作品)受賞)、客船「ガンツウ」、福岡市にあるモデルハウス「fca」などの映像を中心に、建築写真、模型、スケッチなど貴重な資料を展示します。
「懐かしい未来へ向かって」と名づけられたタイトルには、建築を通して過去と未来が時間で繋がり、反復しながら前進し、新たな未来へと進んでいきたいという堀部氏のメッセージが込められています。
建築こそが、慣れ親しんだ変わらない価値を示し、人びとにとって大切な未来の原風景になってほしいという堀部氏の強い思いをぜひ味わってください。
TOTOギャラリー・間

会場写真
主な作品
竹林寺納骨堂
©Ken'ichi Suzuki
竹林寺庫裏
ある町医者の記念館
モデルハウスfca((株)斉藤工務店)
展覧会情報
展覧会名(日)
TOTOギャラリー・間 北九州巡回展 「堀部安嗣の建築展――懐かしい未来へ向かって」
展覧会名(英)
TOTO GALLERY・MA Traveling Exhibition in Kitakyushu
Yasushi Horibe―Designing with Memory
会期
2019年11月19日(火)~2020年3月8日(日)
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日・年末年始
入場料
無料
会場
TOTOミュージアム
〒802-8601 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
TEL=093-951-2534 URL=https://jp.toto.com/museum
交通案内
【バス】小倉駅バスセンター1番のりばから[21][22][43]系統バスまたは2番のりばから[25]系統バスで約15分「貴船町バス停」下車
【北九州モノレール】香春口三萩野駅南口下車、国道3号線を到津側に徒歩約10分
主催
TOTOギャラリー・間/TOTOミュージアム
企画
TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問=安藤忠雄、委員=妹島和世/千葉 学/塚本由晴/エルウィン・ビライ
後援
一般社団法人 日本建築学会九州支部
公益社団法人 日本建築家協会九州支部
公益社団法人 福岡県建築士会
一般社団法人 福岡県建築士事務所協会
協力
有限会社 森オフィス
株式会社 テレビマンユニオン
株式会社 せとうちクルーズ
五台山竹林寺
株式会社 斉藤工務店
関連プログラム1
2019年11月18日(月) 17:30開場、18:00開演、19:30終演(予定)
関連プログラム2
「ある町医者の記念館」「南の家」見学会
鹿児島県さつま町にある堀部安嗣氏のデビュー作「ある町医者の記念館」「南の家」見学会が2月15日(土)に開催されます。
詳しくは、pdfデータをご覧ください。
日時
2020 年 2 月 15 日(土)13:00 –14:00、15:00 –16:00
会場
「ある町医者の記念館」と「南の家」
住所
〒895-2201 鹿児島県薩摩郡さつま町求名 3356-11
見学費
500円
申込
不要(時間内に現地へ直接お越しください)
アクセス
鹿児島空港より車で約40分、JR 鹿児島中央駅より車で約 1 時間
主催
「ある町医者の記念館」活用を考える会
協力
鹿児島大学工学部建築学科有志、堀部安嗣建築設計事務所、木村幸央、森 桜
ニュースリリース
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