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旧安佐市民病院北館を約2年かけて大規模改修し、開設された合築施設の中核「安佐医師会病院」は、緩和ケア・地域包括ケア病棟102床を備える。患者さまとスタッフが日頃より安心して利用できる水まわりを計画。最新の衛生器具を取り入れ、環境負荷とランニングコスト低減を図る節水・節電商品を積極的に採用している。
建築概要
所在地 | 広島県広島市安佐北区可部南2-1-38 |
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施主 | 地方独立行政法人 広島市立病院機構 |
設計 | 大旗連合建築設計株式会社 |
施工 | 戸田建設株式会社 |
敷地面積 | 9,854.69㎡ |
建築面積 | 3,460.59㎡ |
延床面積 | 11,052.36㎡ |
階数 | 地上7階、棟屋1階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
竣工年月 | (改修)2023年2月 |
特長
改修の経緯
広島県広島市安佐北区に、1990(平成4)年に建設された「旧安佐市民病院北館」を約2年かけて大規模改修、「安佐医師会病院」を中核とする、可部夜間急病センターや安佐准看護学院など5施設の合築施設が開設された。高度急性期医療に特化された「北部医療センター安佐市民病院」と機能分化を図り、これまでの「病院完結型」から、地域全体で治し支える「地域完結型」医療へ転換。高齢者の増加や病床不足に対応し、日常的な医療を提供する病院として、緩和ケア・地域包括ケア病棟102床を備える。また、新しくスマートスピーカーも導入、院内のwifiを使って、照明や空調の制御を寝たまま操作できたり、テレビ電話も可能な環境を整えており、面会に訪れることなく家族と繋がれる仕組みも取り入れている。
水まわりの特長
日頃より安心できる施設を目標として、スタッフの声を取り入れ、利用者が安心して利用できる水まわりが計画された。すべての大便器を洋式便器に変更し、大便器ブースに手すりを設置。病室トイレには、患者の動線に配慮し、かつスタッフが介助しやすいよう2面が広く開放できる大型建具が導入されている。また、病棟のバリアフリートイレの数が不足していたことから、短い動線でトイレに行けるよう増設。空間内装は、利用者の気持ちに寄り添う色使いに配慮され、トイレ内は乾式清掃できる仕様に一新された。さらに、最新の衛生器具を取り入れることで安全性・衛生性を高めるとともに、環境負荷とランニングコスト低減を図る節水・節電商品を積極的に採用している。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS498B
- ウォシュレットPS(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5534AE
- 棚付二連紙巻器 YH702
- 自動洗浄小便器 UFS900JS
- 車いす対応洗面(居室向け) MVHG
- 洗面器 L350
- 台付自動水栓 TENA40A
- 自動水栓一体形電気温水器 RECK03B1系
- 水栓金具 TKN34PBRRA/TKS05301J
- コンパクトオストメイトパック UAS82RDC1NW
- ベビーシート YKA24S
- ベビーチェア YKA16S
- スタッフ用手洗器 LS850R
- 洗髪器 S305DNU
- パブリック用流し UAS24B/SKL330DRFP
- ホテル向けユニットEDシリーズ EDV1418系
- 介護ユニットバス XAシリーズ XAV1620系
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