東京都府中市では、小・中学校の老朽化対策を計画的に推進。その方針に則り、「府中市立府中第一中学校」は、最初に改築された学校のひとつである。新しい学校づくりの考え方が具現化されるなか、トイレも、子どもたちが毎日を健康で安全・安心に、生活し学ぶことができる学校施設として、ふさわしい設備が整えられている。

建築概要

所在地 東京都府中市幸町1-22
施主 府中市
設計 教育環境研究所・久米設計 設計共同企業体
施工 <建築>三浦・横沢・門馬建設共同企業体
<給排水衛生設備>株式会社喬生
敷地面積 25,400.95㎡
建築面積 7,170.63㎡
延床面積 13,719.17㎡
階数 地下2階、地上4階
構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

東京都の多摩中央に位置する府中市では、近年より、災害時の児童・生徒の安全を確保するため、小中学校の校舎や体育館などの耐震化や空調、LED照明の設置など、教育環境の充実を図ってきた。しかし現状築40年を経過した校舎を保有する学校が多くあることから、古い学校を中心に老朽化対策を計画的に推進することとなった。老朽化対策調査の結果や築年数などから総合的に判断して、最初に改築する学校として小中学校各1校ずつを選定し、「府中市立府中第一中学校」はそのひとつ。改築にあたり、平成30年度からワークショップを開催するなど、学校関係者や市民の意見を伺いながら、改築基本構想の作成に着手。新しい学校づくりの考え方が具現化され、充実した施設環境が整備された新校舎が誕生した。

トイレの特長

府中市における改築に伴う基本構想より策定した「府中第一中学校」の整備方針より、体育館と校舎のすべてのフロアにみんなのトイレを設置しバリアフリー化を図った。さらに環境に配慮として、省エネルギー性に優れた機器や設備を効果的に採用。水まわり機器に関しては、節水便器のほか洗浄リモコンにエコリモコンを採用。洗面コーナーには、自己発電タイプの自動水栓を採用。また便座はプライバシーと節水への配慮から、擬音装置付きのウォシュレットPを生徒用、職員用含めたすべてのトイレに設置。市が策定した計画に則り、子供たちが毎日を健康で安全・安心に、生活し学ぶことができ、かつ学校と地域が連携し地域コミュニティの拠点となる学校施設として、ふさわしい設備が整えられている。

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