「櫛田神社前駅」は、2023(令和5)年、地下鉄七隈線延伸事業により新設。周辺は、博多の総鎮守「櫛田神社」をはじめとする観光スポットであり、博多の文化や歴史を感じてもらえるような内装やスペースづくりを目指した。トイレもより進化したユニバーサルデザインを追求。さまざまな利用者の利便性を実現している。

建築概要

所在地 福岡市博多区祇園町
施主 福岡市交通局
建築設計 株式会社マトリックス
設備設計 株式会社 エスティ設計
施主 <建築>大林・九鉄・有澤建設工事共同企業体
<給排水設備>株式会社 曙設備工業所
延床面積 9,447㎡
階数 地下4階、地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年11月

特長

建物の特徴

2023(令和5)年、地下鉄七隈線延伸事業により「櫛田神社前駅」が新設された。周辺は、博多祇園山笠で有名な博多の総鎮守「櫛田神社」、「博多町家」ふるさと館、キャナルシティ博多などがある観光スポットであり、訪れる人に博多の文化や歴史を感じてもらえるよう、櫛田神社の大イチョウをイメージした明るい木目柄の天井ルーバーや、同神社の参道をイメージした床タイルなどが使用されている。また、地下1階コンコースにはベンチを多数配置した休憩スペースも用意。壁面には「博多祇園山笠」をイメージした装飾が施され、博多織や博多人形などの伝統工芸作家による作品約80点を通路に展示している。また駅全体でLED照明や地中熱などを利用した先進空調を採用、高い省エネ性能が実現されている。

水まわりの特長

より進化したユニバーサルデザインを追求。トイレ入口は、旅行などで初めて駅を訪れた方でもトイレ内の設備がわかるように明快なピクトサインを表示。男女トイレの空間は、通路幅を広めにとり、人とのすれ違いや大便器ブースを待つ人のスペースをしっかりと確保した。さらに、バリアフリートイレの利用集中を避けるため、各トイレにひろびろブースを設置。オストメイトやお子様連れに配慮されたひろびろブースの前には、車いす使用者も利用できるように回転スペースを設け、さらに旅行者がキャリーケースともにブース内に入ることも可能している。バリアフリートイレは、左右勝手違いおよび設備内容を変えて2ヶ所設置し、身体状況や必要に応じて選んで使用することができる。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE