北九州市の「到津の森公園」は、2023(令和5)年3月に、公園の賑わいづくりと魅力の向上を目的としてエントランス施設(トイレ含む)・公園施設・カフェなどをリニューアル。小さなお子様を連れたご家族が来園されることも多いことから、お子様連れへの配慮を重視したトイレの設置が計画された。

建築概要

所在地 福岡県北九州市小倉北区上到津4-1-8
施主 北九州市
運営 公益財団法人 北九州市どうぶつ公園協会
設計 大和リース株式会社
施工 大和リース株式会社
敷地面積 105,509.69㎡
建築面積 183.88㎡(森の案内所)
延床面積 123.24㎡(森の案内所)
階数 地上1階(森の案内所)
構造 鉄骨造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

1932(昭和7)年に開園した「到津遊園」は、2000(平成12)年に68年の歴史に幕を降したが、閉園を知った北九州市民は存続のため、26万人の要望書を提出。同市に運営を移管し、長く愛された到津遊園の施設や動物たちを引継ぎ、2002(平成14)年に、市民参加を重視した市営「到津の森公園」として開園された。2022(令和4)年に、南側エントランスのリニューアル実施。到津の森公園の特徴は動物を単に展示するのではなく、できるだけ自然に近い動物の姿が観察できるような工夫がされている。また、さまざまな利用者が訪れやすいようにバリアフリー化が進められ、南側エントランス近くには階段とは別に、エレベーターを設置。トイレもバリアフリートイレやベビールームを設置している。

トイレの特長

動物のいる公園にふさわしく、パステルトーンの壁材をアクセントとしたトイレ空間。園には、お父様が小さなお子様を連れて来園することも多いため、お子様連れ配慮を重点的に計画した。お困りごとのひとつとしておむつ替えスペースや、お子様と一緒にトイレへ入れないとの声が挙がっていたため、今回の計画において男性トイレの大便器ブース内にベビーシートやベビーチェアを設置。さらにベビーコーナーも、授乳室を鍵付き個室とすることでおむつ替えコーナーは、男性も使用できるように配慮されている。また、さまざまな利用者が訪れやすいようにバリアフリートイレには、車いす使用者、オストメイト、介助者が必要な方も使用できるように、収納式多目的シートが設置されている。

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