沖縄本島の中央部に位置するリゾートエリア「恩納村」。青い海に突出した絶壁と広大な芝生からなる万座毛に、『万座毛周辺活性化施設』が建設された。訪日観光客や家族で訪れる観光客に配慮したトイレの整備はもとより、恩納村の観光拠点として万座毛の魅力を紹介し、休憩・買物・食事が楽しめる地域活性化に資する施設となった。

建築概要

所在地 沖縄県恩納村字恩納2767
施主 恩納村役場
設計 <建築>有限会社名工企画設計
<設備>有限会社 カイ設備
施工 株式会社東開発・株式会社司建設 建設工事共同企業体
敷地面積 9,997.07㎡
建築面積 1,898.42㎡
延床面積 2,971.51㎡
階数 地上3階
構造 鉄骨造
竣工年月 2020年9月

特長

建物の特徴

沖縄本島の中央部に位置するリゾートエリア「恩納村」。青い海に突出した絶壁と広大な芝生からなる『万座毛』は、東シナ海の絶景を見られる場所として人気のスポット。『万座毛』には、観光客受け入れ体制の課題があり、旧施設では、トイレ目的での利用が多い中、暗い・臭い・汚いといった苦情も多くあった。そこで建物全体を見直し、『万座毛周辺活性化施設』を建設。トイレの整備はもとより、さらに歴史・文化・自然を活かした魅力を紹介することで、多くの方の利用、交流人口を倍増させ、恩納村の観光拠点として、村民やお客様が憩い、集える施設となった。何度でも訪れたくなる万座毛を実現し、雇用拡充・地元農水産物の活用などにより地域活性化に資することを目的としている。

水まわりの特長

数年前より大型クルーズ船による観光ルートの一部となるなど、海外からの来訪も多く、今回の計画では訪日観光客への配慮を充実。和式便器からすべて洋式便器に変更し、5ヶ国語表示もされた。外国人(台湾)のブライダル撮影スポットにも選ばれることから、ウェディングドレスに着替えができるようにフィッティングボードを設置、またパウダーコーナーは使い勝手とともに空間デザインにこだわった。さらに多くの家族利用を想定し、授乳室やキッズコーナーも充実させている。左右勝手のバリエーションをもたせた「だれでもトイレ」を設置。加えてバリアフリー法にあわせた機能分散を実行すべく、一般トイレ内にオストメイト設備を設けるなど、多くの配慮が詰めこまれたトイレ施設が完成した。

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