「神戸朝日ビルディング」は、神戸旧居留地に立地する高層複合ビル。ビル共用部リニューアルの一環として、オフィスフロアでは、エレベーターホールとトイレを改修。設備機器を刷新し、シックな内装へと一新された。トイレをオフィスワーカーにとってリフレッシュの場とするような配慮が取り入れられている。

建築概要

所在地 兵庫県神戸市中央区浪花町59
施主 株式会社朝日新聞社
運営管理・貸主 株式会社朝日ビルディング
設計・施工 株式会社村上工務店(トイレ改修工事)
敷地面積 2,898.24㎡
建築面積 2,248.21㎡
延床面積 28,215.42㎡
階数 地下2階、地上25階、塔屋1階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
竣工年月 (改修)2022年3月

特長

改修の経緯

「神戸朝日ビルディング」は、1994(平成6)年竣工の高層複合ビル。レトロ建築が建ち並ぶ神戸旧居留地に立地し、低層階は旧神戸証券取引所と旧朝日会館を復元、重厚感のある外観となっている。地上25階、地下2階からなるビルは、オフィス、ホール、商業店舗、映画館で構成。2021年度ビル共用部リニューアルの一環から、竣工以来初めて本格的な改修を開始した。7~25Fのオフィスフロアは、エレベーターホールとトイレを改修。既存トイレの清掃は行き届いていたが、築28年経つ設備機器は老朽化が進んでいたため、このたび設備機器を刷新。さらに、エレベーターホールから続く通路とトイレ空間の統一感を重視し、シックな内装へ一新した。2022年度内に、全オフィスフロア共用部改修完了を予定している。

トイレの特長

オフィスワーカーにとってリフレッシュの場となるトイレは、気分の切り替えや身だしなみを整えられるよう、快適に利用できる配慮を取り入れている。設備機器は、衛生性に配慮した最新機器を採用。節水型の大便器と「きれい除菌水」「音姫」が搭載されたウォシュレットアプリコットPを設置。洗面コーナーは自動水栓に加え、自動水石けん供給栓を新たに採用し、非接触で手洗いができる衛生的な環境となった。さらに、女性トイレでは、大便器ブースの1ヶ所にフィッティングボードやフックを増設し、着替えなどに配慮。スタイリングコーナーも新設され、お化粧直しがしやすい環境が整備された。改修後は、トイレ内の美観と機器の機能向上で利用者から好評の声が寄せられ、満足度向上につながっている。

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