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公益財団法人日本女性学習財団の「日本女子会館」は、1974(昭和49)年に建て替えられ、賃貸オフィスとしても利用されてきた。このたび、築年数の経過により大規模改修を実施。さらに5Fを財団専用フロアにするため、女性トイレを拡充するためレイアウトを大きく変更するなど、トイレにも大幅な見直しが図られた。
建築概要
所在地 | 東京都港区芝公園2-6-8 |
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施主 | 公益財団法人日本女性学習財団 |
設計 | 安田ファシリティワークス株式会社 |
施工 | 安田ファシリティワークス株式会社 TOTOアクアエンジ株式会社 |
敷地面積 | 1,262㎡ |
延床面積 | 4,908㎡ |
階数 | 地下1階、地上7階 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
竣工年月 | (改修)2022年5月 |
特長
改修の経緯
「日本女子会館」は1937(昭和12)年に建設、公益財団法人日本女性学習財団による、日本初の宿泊を伴った女性対象の研修施設として活用され、1974(昭和49)年に現在のビルに建て替え。その後、時代の変遷を経て1996(平成8)年から賃貸オフィスビルとして運営されてきたが、築年数の経過により老朽化への対策を迫られていた。数年前から委員会を設置して、建て替えか改修かの検討を重ね、老朽化対策と空間の有効利用をあわせた大規模改修を実施することとなった。改修は3期に分けて実施。2期までに外壁の補修と、縦引き給水配管更新や屋上防水工事、全フロアの横引き給排水管更新、トイレ・給湯室の全面改修を終え、2022(令和4)年1月から改修の主軸である5Fを、財団専用フロアにする工事に取り掛かった。
トイレの特長
5F財団専用フロアとなるトイレは、全国から多くの女性が集うことを想定してトイレレイアウトを大きく変更。男性トイレを縮小し、女性トイレを拡充した。特に女性トイレは、お子様と一緒に来館される女性を想定して、ベビーチェアを設置した広めのブースを用意。また、セミナーのために訪れた人が着替えをトイレで行っているという女性の意見を取り入れ、フィッティングボードや全身鏡を設置したブースも備えた。また、改修前は車いす使用者が使用できるトイレがなかったため、倉庫だった場所に「だれでもトイレ」を新設した。1~4Fと6~7Fトイレは、テナント向けとして使いやすさや衛生面に配慮した器具を採用。内装も一新され、改修後、入居企業からは、清潔感があって使いやすいという声があがっている。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS498BM
- ウォシュレットPS(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5534AU
- 棚付二連紙巻器 YH702
- 自動洗浄小便器 UFS900WR
- ハイドロセラ・フロアPU AB680E
- 洗面器 L505
- 台付自動水栓 TENA40AW
- 自動水石けん供給栓 TLK07S03J
- 電気温水器 REW12B2DK
- コンパクト・バリアフリートイレパック UADAK11R1A1ADD1WA
- ベビーシート YKA25S
- ベビーチェア YKA16S
- フィッティングボード YKA41R
- フック YKH20R
- 化粧鏡 YMK51K
- 全身鏡 YMK50K
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