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「太陽ミュージアム No Charity, but a Chance!」は、日本パラリンピックの父と称される中村裕博士が創設した社会福祉法人「太陽の家」の敷地に建設された。ユニバーサルデザインの思想から、すべてのトイレがバリアフリーというだけではなく性的マイノリティに配慮。トイレ空間の壁や天井には、寸法などが記載され、バリアフリーを見て理解できる。
建築概要
所在地 | 大分県別府市大字内竈1393-2 |
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施主 | 社会福祉法人太陽の家 |
設計 | <建築>東九州設計工務株式会社 <意匠>株式会社乃村工藝社 |
PJM(プロジェクトマネジメント) | 株式会社エム・シー・ファシリティーズ |
施工 | 梅林建設株式会社 |
敷地面積 | 3,245.78㎡ |
建築面積 | 1,001.50㎡ |
延床面積 | 681.09㎡ |
階数 | 地上1階 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工年月 | 2020年3月 |
特長
建物の特徴
「太陽の家」は、1964(昭和39)年東京パラリンピック選手団団長を務めた整形外科医の中村裕博士が、1965(昭和40)年に大分県別府市に創設した社会福祉法人。創立以来、障がい者の働く場づくりに取り組み、「世に身心障害者はあっても仕事に障害はあり得ない」という理念のもと、仕事や生活の場においてユニバーサルな環境づくりに努めている。その「太陽の家」の敷地内に2020(令和2)年3月、「太陽ミュージアム No Charity, but a Chance!」が完成。《学ぶ・体験する・感動する》をコンセプトに、障がいの有無にかかわらず、夢や希望をもって未来にむけて一歩を踏み出す未来志向の体験型ミュージアムである。これからの共生生活へ情報発信拠点とし、地域に根付いた交流の場も担っている。
水まわりの特長
ユニバーサルデザインの思想から、すべてのトイレで車いす使用者が利用できるよう配慮している。館内のシンボリックである、環境グラフィックデザインの帯に用いられた斜線は、色覚障がいの方が認識しやすいといわれる黄色を採用している。また、トイレ空間の壁や天井には、車いすでの使用しやすい寸法などを記載。見学者が高さや器具の配置などをその場で確認できるようにし、建物におけるバリアフリーの重要性を表現、訴求している。また「太陽の家」のアーティスト作品を壁や廊下に展示、定期的にさまざまな絵を組み替え、日々新しい空間を感じさせる工夫がなされている。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS49*系
- ウォシュレットアプリコットP(温風乾燥付きエコリモコン) TCF5840AUP系
- 自動洗浄小便器 UFS系
- ハイドロセラ・フロアPU AB690BR
- 洗面器 L350CM
- 自動水栓一体形電気温水器 RECK03B1S85G1K
- 自動水石けん供給栓 TLK02S04J
- クリーンドライ(ハンドドライヤー) TYC420W
- コンパクトオストメイトパック UAS81LSB1NW
- パブリック用手すり T112CL9/T112CU22
- 化粧鏡 YM3580FC
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