「舞鶴文化公園体育館」では、トイレが、1986(昭和61)年の竣工時のままであり、東京五輪開催に伴いウズベキスタン共和国のホストタウンとなり事前合宿を受け入れることになったことを契機に、スポーツ振興くじ助成金を活用し、バリアフリー化を主目的とした改修を実施。ユニバーサルな空間へと整備された。

建築概要

所在地 京都府舞鶴市字上安久420
施主 舞鶴市
設計 舞鶴市
施工 <建築>株式会社丸富建設
<設備>岡安設備工業有限会社
敷地面積 59,482㎡
建築面積 5,480.63㎡
延床面積 7,698.93㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、(一部鉄筋鉄骨コンクリート造)
竣工年月 (改修)2020年1月

特長

改修の経緯

「舞鶴文化公園体育館」は、京都府舞鶴市に位置。冷暖房を完備した競技場(アリーナ)をはじめ、剣道場・柔道場・会議室・トレーニングルームにより構成され、各競技の練習や大規模大会でも利用されている。客席数はアリーナは1,024席、剣道場が250席、柔道場が244席。トイレは、1986(昭和61)年の竣工時のままであり、タイル貼りで湿式清掃による湿気をはじめ照明器具および換気設備の劣化や、段差がありほとんどが和式便器であることなど、さまざまな支障が生じていた。東京五輪に伴いホストタウンとなったことを受け、外国人利用も想定した「だれもが使いやすい」「明るく清潔なトイレ」を目指し改修した。

水まわりの特長

スポーツ振興くじ助成金を活用し、バリアフリー化を主目的とした整備を実施。ほかに全洋式化や乾式化を図り、清潔で快適な空間となるように設計している。衛生器具の選定は、器具の清潔性が容易に長く維持しやすい大便器や、環境配慮のある商品、また管理者にとってメンテナンスしやすいことを重点に決定。スポーツ施設特有の集中利用を考慮して、不足とならないよう器具数を配置、大便器ブースの広さを確保するなど快適性を考慮した。競技者、観客、障がい者競技選手、車いす使用者、お子様連れ、外国人などすべての利用者に対応したユニバーサルな空間となり、「トイレがきれいになったことにより、体育館自体も気持ちよく利用できるようになった」と利用者から高い評価を得ている。

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