異色の経歴といっていいだろう。高校の教員から不動産業へ、さらに住宅産業へ。ノーブルホームの創業者・福井英治さんは、起業からおよそ15年で茨城県でも指折りの地域ビルダーへと会社を育て上げた。
小さな頃から野球が大好きだったという。高校、大学では本格的に野球に取り組んだ。やがて名将・木内幸男監督に憧れて高校野球の指導者を目指すようになり、大学卒業後、地元の新設校に体育教師として赴任。野球部を立ち上げて、3年後には県予選決勝まで進むチームをつくった。
だが、自営業を営む父が体調をくずし、その仕事をサポートするために退職。父の体調が回復すると、福井さんは以前から興味のあった不動産業へと転身し、2年と少しの修業期間を経て、29歳で独立を果たすことになる。