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 クルーカット、やや細めのメガネ、茶のツイードジャケット、ボタンダウンのワイシャツ、グレーのパンツ。全体の雰囲気は「デザイン業界の人のよう」。それが畑中直さんの第一印象。一瞬、設計出身かなと思う。じつは上智大学文学部社会福祉学科卒。身体があまり丈夫でなかった弟さんの面倒をみられる人になりたいとその進路を決めていた。その思い、価値観が畑中さんの風貌をつくりあげているように見える。
 父上の了解を得たうえでの進路だった。だが日本の社会福祉事業の動きに違和感を感じて、父上の会社を手伝うことにした。当時、不動産業界で年商100億円をあげていた父上は、大いに喜ばれたらしい。けれど、仕事の手法は違った。反発もした。辞表を出すこと2度3度。そのうえに見舞われた1993年のバブル崩壊。父上の会社のスタッフを引き受けて、新たな会社「健康住宅株式会社」を創業した。

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