アンサンブル・スタジオは、2000年に設立され、建築家アントン・ガルシア=アブリル(1969年生、写真左)とデボラ・メサ(1981年生、写真右)が主宰する職能横断型チームである。彼らの作品はリサーチと実践のバランスをとりながら、ランドスケープの構築から住宅のプレファブリケーションといった多様な課題に取り組むために、タイポロジー、技術、方法論を刷新する。初期の作品から最新作まですべてのプロジェクトにおいて、彼らが扱う分野、そして社会における建築家の役割のさらなる進歩を目指して、実地実験を行っている。彼らの作品では、アート、科学、建設、開発とデザインとを連携させ、アイディアを最も良い方法で形に置き換える方法を探究している。
近年ガルシア=アブリルはマサチューセッツ工科大学にて、メサはジョージア工科大学にて教鞭を執る。代表作に、「ランドスケープの構造体」(米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016)「カン・テラ(大地の家)」(スペイン、メノルカ島、2020)、主な受賞としてRIBA チャールズ・ジェンクス賞(2019)等がある。
アンサンブル・スタジオ ウェブサイト
https://www.ensamble.info/