南伊勢町では、南島庁舎と隣接した保育所の跡地に「なんとう公園」を整備。公園内散歩コースに、明るく入りやすいトイレを設置。さまざまな人が利用しやすいバリアフリートイレを中心に必要な設備を検討され、子育て世代はもとより、地域交流の場としても活用される公園にふさわしいトイレが完成した。

建築概要

所在地 三重県度会郡南伊勢町村山2-6
施主 南伊勢町
設計 公益財団法人三重県建設技術センター
施工 稲葉建設株式会社
敷地面積 約2,800㎡(公園敷地)
建築面積 29.16㎡
延床面積 13.50㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年12月

特長

建物の特徴

奥伊勢として知られる、三重県度会郡南伊勢町では、保育園の統廃合により廃園となった跡地の活用を、地域住民の意見を集めながら計画。このたび、子育て支援の一環として「なんとう公園」が整備された。子育て世代だけではなく高齢者の交流の場としても活用できるよう、お子様が楽しめる遊具に加えて公園内歩道を整備した散歩コースを備えており、季節を感じながら車いすや歩行器などを利用した散歩が楽しめる。さらに、おもいやり駐車場も完備され、車での来訪もでき、地域活性化の一部、地域の交流の場として活用される。公園は南伊勢町役場南島庁舎と隣接しており、トイレは24時間利用可能としている。

トイレの特長

自然に恵まれた南伊勢の空と海、名産品のみかんをイメージした青色と水色とオレンジは南伊勢町のシンボルカラー。今回の公園トイレデザインに取り入れ、明るく楽しく入りやすい印象となっている。面で色を変えたリズミカルな意匠は、設計段階で模型を製作して立体的なイメージを確認しながら進めていった。さらに、住民アンケートで意見を集め、お子様や高齢者、障がい者など、地域の人々が使いやすいように、子育て世代の家族利用や異性介助で利用しやすいバリアフリートイレを中心に必要な設備を検討。男性トイレは別に用意したほうがよいという意見を受けて、大便器と小便器を備えたブースを設けている。遊戯後トイレブースに入らず利用できる手洗いコーナーなど、使いやすい公園トイレが実現した。

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