日本財団が実施するTHE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内の17ヶ所に設置するプロジェクト。そのひとつである「鍋島松濤公園トイレ」は、「公衆トイレの村」をデザインした分棟型のトイレ。

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建築概要

所在地 東京都渋谷区松濤2-10-7
施主 日本財団
デザイン 隈研吾
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
建築面積 24.19㎡
延床面積 24.19㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2021年6月

特長

建物の特徴

日本財団が実施する、THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、だれもが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。そのひとつである「鍋島松濤公園トイレ」は、渋谷の閑静な住宅地にある緑豊かな公園に、小屋が集落のように地形に沿って建つ「公衆トイレの村」をデザインした分棟型のトイレ。トイレの内装には、さがみはら津久井産の間伐材を再利用。メタセコイヤやサクラなど、たくさんの種類の木材が用いられており、さまざまな自然の木の表情を楽しむことができる。また、各個室の天井は鍋島松濤公園の豊かな緑をイメージし、それぞれ異なるグリーンの色としている。トイレの利用だけでなく、回遊できる「森のコミチ」を散策しながら自然を感じる体験もできる。

水まわりの特長

5つの分棟型のトイレは利用者の多様なニーズにあわせて、それぞれ、機能や備品、内装が異なる個室になっている。2室の隣り合う小便器ブースには、壁掛型の自動洗浄小便器と非接触で手洗いができる自動水栓付き壁掛手洗器を設置。性別を問わず利用ができる一般トイレの大便器は、異物が詰まったときすぐに取り除くことができる掃除口付きのパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用。利用者の快適性に配慮してウォシュレットアプリコットPを設置している。また、だれでもトイレには、さまざまな使用者に対応したスペースを確保し、車いす使用者に加えて乳幼児連れやオストメイトに配慮した器具がパッケージされた、コンパクト多機能トイレパック(乳幼児連れ対応セット)を設置している。

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