広島県の「府中市こどもの国」では、「トイレが集まる、トイレに集まる」をテーマに、屋外トイレを新築。男性・女性・こども・だれでもトイレが、それぞれに用意されたホールで繋がれる構成とし、公衆トイレを超える公共性を備えるよう設計。お子様やその家族が、さまざまな目的で利用ができるトイレとなった。

建築概要

所在地 広島県府中市土生町1587-1
施主 府中市
基本設計 横浜国立大学・大学院 Y-GSA
実施設計 株式会社沖本初建築設計事務所
施工 粟根建設株式会社
敷地面積 2,580.01㎡
建築面積 48.12㎡
延床面積 32.01㎡
階数 地上1階
構造 壁式鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年2月

特長

建物の特徴

年間12万人が訪れる広島県の「府中市こどもの国」は、子育て世代を応援する子育て世代活動支援センターや児童会館(ポムポム)を中心とし、こども広場、桜づつみ、水辺のプラザからなる。このたび、お子様とその家族が快適に利用できる屋外トイレを新築。建築にあたり、広島県と府中市が共同で開催した「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2021」で、最優秀賞を受賞した作品を採用。学生が建設までのプロセスに関わり完成させた。敷地は大きな遊具などがある公園の中心であることから、トイレを含み自然豊かな環境全体を遊び場として捉えている。また、トイレ機能を最小限にしてコストを抑えつつ、プライバシーに配慮しながら開かれた空間とすることで、風通しや陽当たりのよい空間となっている。

トイレの特長

これまでのトイレのイメージを払拭する、明るくオープンな屋外トイレは「トイレが集まる、トイレに集まる」がテーマ。男性・女性・こども・だれでもトイレが、それぞれに用意されたホールで繋がれる構成とし、設備空間を最小限として建築面積を抑えながら庭のようなホール空間をつくることで、公衆トイレを超える公共性を備えるよう設計。周辺施設のサポート機能はもとより、さまざまな目的で利用ができるトイレとなった。建物の行き止まりを極力なくすことで、どの場所からでもお子様や要介護者の様子が見渡せるようになり、犯罪や事故が起きにくい、明るく安心安全なトイレとなるよう計画。器具は、清潔で快適なトイレが維持しやすいものを選定し、お子様やその家族が容易に利用できる空間としている。

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