大阪市の堂島公園に開設された、「大阪観光トイレ kawamo」。堂島川の川面のような外観を持ち、内装には、国産材製のCLT(直交集成板)をふんだんに使用。男女トイレに加えて、バリアフリートイレとオールジェンダートイレを整備。観光客の利便性を考慮し、大阪の観光魅力の一つとなりうるトイレとなっている。

建築概要

所在地 大阪府大阪市北区堂島浜1-2
施主 オーエム4特定目的会社
(三菱地所株式会社、三菱商事都市開発株式会社、積水ハウス株式会社、
 三菱HCキャピタルリアルティ株式会社が出資する特定目的会社)
設計 株式会社三菱地所設計
施工 三菱地所ホーム株式会社
敷地面積 334.51㎡
延床面積 46.25㎡
階数 地上1階
構造 CLTパネル工法
竣工年月 2021年8月

特長

建物の特徴

大阪府は、2021(令和3)年9月に観光施策として大阪府の宿泊税を活用し、大阪市の堂島公園に「大阪観光トイレ kawamo」を開設。堂島川の川面のような外観をもつ観光トイレから「kawamo」と名付けた。内装には、国産材製のCLT(直交集成板)をふんだんに使用。最大4.3mの天井高を実現し、木の香りや温もりを感じながら快適に過ごすことができる空間とした。だれもが快適に利用できる、大阪の観光魅力の一つとなりうるトイレとなっている。大阪府では、SDGsの先進都市を目指しており、本事業は、SDGsに掲げる17のゴールのうち「11 .住み続けられるまちづくりを」のゴール達成に寄与するものとなっている。

トイレの特長

建築の構成は、小さなユニットが集合した分棟形式。水都大阪にふさわしいデザイン性で、公園の環境に調和するように配慮した。建物には男女トイレに加えて、バリアフリートイレとオールジェンダートイレを整備。バリアフリートイレは、車いす使用者に配慮した十分な広さを有し、オストメイトも完備。また、オールジェンダートイレは、ベビーシートとチェアを設け乳幼児連れ配慮を充実させ、性的マイノリティなどにも配慮した、だれもが利用可能なトイレとし、両トイレを設けることで機能分散および混雑緩和を図っている。また、観光客の利便性を考慮し、男女トイレにスーツケース置場を、女性トイレにはパウダーコーナーを設置し、単なるトイレにとどまらない空間を提供している。

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