府中八幡もみじの森トイレ

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広島県の「府中八幡もみじの森」では、その魅力を向上させるため、新たな観光トイレを設置。和の趣の落ち着いた外観のなか、ユニークな取り組みとして、ブースの間仕切りに不使用時には透明で、使用時にスモ-ク状となる特殊な調光ガラスを採用。「透明トイレ」として話題を集め、さまざまなメディアに取り上げられている。

建築概要

所在地 広島県府中市出口町162
施主 府中八幡もみじの森づくり実行委員会
設計・施工 粟根建設株式会社
建築面積 19.25㎡
延床面積 19.25㎡
階数 地上1階
構造 木造
竣工年月 2021年10月

特長

建物の特徴

広島県府中市の「府中八幡もみじの森」は、府中八幡神社とその参道を囲むように紅葉や桜の木、杉の木などが植林され、神社、随身門などと併せて和の文化が凝縮されたような景観を醸しだす観光スポット。秋には紅葉祭りが催され、賑わいを見せる。「府中八幡もみじの森づくり実行委員会」では、この周辺地域の周遊促進、長時間滞在を目指し、周辺地域のハブ的な観光スポットとなる地域づくりを推進。府中市全体で集客力を高めることを目指すなか、トイレの必要性は喫緊の課題となっていたため、広島県観光連盟「デジタル技術等を活用した観光地スマ-ト化推進事業補助金」と府中市の補助金制度を活用して、2021(令和3)年10月に、府中八幡神社入口の駐車場に話題を集める観光トイレを完成させた。

トイレの特長

府中八幡もみじの森の「和の文化」が凝縮された景観を害することがないように、外観は木造瓦葺、外壁も白と木調のサイディングを用い、落ち着いた趣きとした。ユニークな取り組みとして、各トイレの大便器ブースの仕切りに、不使用時には透明で入室時に防犯上の安全性や清潔状態が確認でき、使用時に施錠することでスモ-ク状となる特殊な調光ガラスを採用。鍵がかかっている間は観光映像も投影される。全国的にも稀な工法であることで話題性も高まり、さまざまなメディアで取り上げられた。また、便器の自動洗浄や便ふたのオート開閉、自動水栓、照明のセンサ-点灯・消灯など、衛生的で快適な空間となるよう非接触の器具を採用。さらに衛生面を保つための維持管理を考慮して、床も乾式清掃とした。

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