日本財団が実施するTHE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内の17ヶ所に設置するプロジェクト。そのひとつである「神宮通公園トイレ」は、「⼩さな〝あずまや〟なりに、公共トイレという機能だけではない、都市施設としての意味、パブリックな価値を持つものでありたい」との思いで「あまやどり」と名付けられた。

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建築概要

所在地 東京都渋谷区神宮前6-22-8
施主 日本財団
設計 安藤忠雄建築研究所
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
建築面積 62.80㎡
延床面積 54.47㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
竣工年月 2020年9月

特長

建物の特徴

日本財団が実施する、THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、だれもが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。そのひとつである神宮通公園トイレは、JR渋谷駅徒歩5分、明治通り沿いに立地し、公園の木々の緑の中にひっそりと佇む。「小さな〝あずまや〟なりに、公共トイレという機能だけではない、都市施設としての意味、パブリックな価値を持つものでありたい」との思いで「あまやどり」と名付けられたこのトイレは、円形平面の棟から、屋根庇が大きくせりだして縁側をつくる造形となっている。トイレを安全で安心な空間とするため、外壁は風と光を通す、たて格子とし、円形を描くその壁に沿ってぐるりと通り抜けられるよう、2方向出入口としている。

水まわりの特長

すべてのブースは、天窓から自然光が差し込み明るい。だれでもトイレには、さまざまな使用者に対応したスペースを確保し、車いす使用者やオストメイトに必要な器具がパッケージされたコンパクト多機能トイレパックを設置。乳幼児連れにも配慮して、ベビーチェア、ベビーシートを設置している。衛生器具は床の清掃性に優れた壁掛式とし、男性トイレの小便器はマイクロ波センサー壁掛小便器セット、小便器の足元には、汚れやにおいの発生を防ぐ効果のあるハイドロセラ・フロアPUを設置。男性トイレ、女性トイレ共に、大便器は壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を設置。また、利用者の快適性に配慮し、すべての大便器にウォシュレットを設置している。

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