廿日市市とTOTOがパートナーシップ協定に基づき、官民協働で設置した観光客の利便性向上のための複合施設。最新鋭のトイレ機器を用いて多様な方への配慮や機能分散を図り、これからの観光地トイレのひとつの指標となるトイレが完成した。

建築概要

所在地 広島県廿日市市宮島町536-1
施主 廿日市市
設計 株式会社あい設計
施工 株式会社増岡組
敷地面積 462.92㎡
建築面積 317.60㎡
延床面積 509.87㎡
階数 地上2階
構造 木造
竣工年月 2019年7月

特長

建物の特徴

「TOTO宮島おもてなしトイレ」は、トイレを中心とした観光客の利便性向上のための複合施設。宮島の玄関口であるフェリー乗場と厳島神社の中間に位置、多くの観光客が行き交う表参道商店街に面する日本一の大杓子が展示されていた跡地に開設された。観光客の受入環境の充実および満足度の向上をめざしている廿日市市と、「日本を世界のショールームに」を合言葉に日本のトイレ文化の世界への発信を目指しているTOTOがパートナーシップ協定に基づき、官民協働で設置。世界遺産・宮島の魅力と共に、日本のトイレの魅力、そしてTOTOの技術力を国内外に広く発信していく。1Fには、観光案内とトイレ、2Fには、休憩スペースとトイレを配置している。

水まわりの特長

1Fトイレは、訪れるさまざまな方に配慮し、男女トイレ以外に、車いす優先トイレ・だれでもトイレ・ファミリートイレ・キッズトイレ・ベビールームを配置。さらに、男女トイレにもオストメイトに配慮した大便器ブースを配置し、機能分散を図っている。大便器は、床への清掃性に配慮した壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を採用。利用者の快適性に配慮し、すべての大便器にウォシュレットを設置している。小便器は、節水性と清掃性、メンテナンス性に優れた自動洗浄小便器を採用。大便器ブース内や洗面コーナーの壁面には、光触媒技術で防臭・防汚性能がある大型陶板ハイドロソリッドを採用。最新鋭のトイレ機器を用い、これからの観光地トイレのひとつの指標となるトイレが完成した。

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