「神戸薬科大学」は、六甲山系の麓に建つ薬系単科大学。新たに竣工した教育棟「A棟」には、メインホールとなる "神薬リビング"が配された。工事期間中に開催したワークショップにて隣接するトイレ計画についても意見交換を行い、スタイリングコーナーの設置、カラースキーム方針など「みんなで創る」という設計コンセプトが活かされている。

建築概要

所在地 兵庫県神戸市東灘区本山北町4-19-1
施主 学校法人 神戸薬科大学
設計 株式会社 竹中工務店
施工 株式会社 竹中工務店
敷地面積 35,281.36㎡
建築面積 2,420.15㎡
延床面積 8,950.26㎡
階数 地上7階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2024年3月

特長

建物の特徴

2022(令和4)年に創立90周年を迎えた「神戸薬科大学」は、六甲山系の麓に建つ薬系単科大学。山麓という立地から、校内の建物の間には約60m高低差があるが、内部のエレベーターおよび校舎間の渡り廊下により、登坂を伴わず往来できる。また校内からは、六甲山を背景に神戸市中心部から淡路島、関西空港付近、紀伊半島まで見渡すことができる。新たに竣工したA棟の中央には、メインホールである2層吹き抜けの"神薬リビング"が配され、これに面して大講義室、多目的室、実習室、自習室、学生支援センター、レンタルラボなどをスケルトンで配置。さらに、デジタルコンテンツや書籍が配架されているほか、イベントを開催することも可能であり、本学の情報発信の中心ともなっている。

水まわりの特長

神薬リビングに隣接するトイレには、神薬リビングでくつろぐ学生や教職員のみならず来校者の利用を考慮し、男性・女性トイレのほか、バリアフリートイレ、男女共用トイレ、手洗いコーナー、自動販売機を配置。「みんなで創る」という設計コンセプトのひとつに則り、A棟においては、これまでのトイレ計画ではなしえなかった段階から、トイレの充実を検討し、設計に反映。特に、本学初となるスタイリングコーナーについては、学生と教職員によるワークショップを開催し、神戸薬科大学らしさを表現したイメージボードを作成。デザインや仕様、設えについての提案や意見交換を行った内容が反映されている。トイレ同様に講義室やホール、自習室にもこのワークショップから得られた成果が活かされている。

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