犬山市では、観光戦略の一環として、「彩雲橋公衆便所」の建替えを実施。改修前は和式便器が中心であったが、改築後はすべてをウォシュレット付きの洋式便器へ変更。スペースを拡張し、施設全体コンセプトを「和」と「モダン」として、訪れる人の快適性と利便性を向上させた観光地公衆便所の改修が実現した。

建築概要

所在地 愛知県犬山市大字犬山西畑15-2
施主 犬山市
設計 株式会社Y.加藤建築設計事務所
施工 大竹建築 有限会社
敷地面積 129,42㎡
建築面積 31,19㎡
延床面積 25,56㎡
階数 地上1階
構造 木造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

国宝犬山城とその城下町、日本新八景のひとつである名勝木曽川、テーマパーク、神社仏閣など多くの観光資源を有する東海地方有数の観光都市である犬山市は、令和4年度より「犬山市観光戦略」をスタート。そのひとつである木曽川沿いの活性化において、犬山城へ向かう遊歩道にある「彩雲橋公衆便所」の建替えを、施設全体コンセプトを「和」と「モダン」として実施。住民および観光客にとって犬山城下町と木曽川河畔をつなぐ重要なポイントとして、今後の整備内容の方針を意識するとともに、公共施設として、すべての人にとって使いやすく清潔感を感じられることが重視された。トイレ内に犬山焼プレートが飾られるなど、デザインコンセプトである"犬山らしさ"を感じさせる要素を取り入れている。

トイレの特長

改修前は和式便器が中心であったが、改築後はすべてをウォシュレット付きの洋式便器へ変更。スペースを拡張して、すべての大便器ブースに、L型手すりやベビーチェアを設置している。また、男性トイレ、女性トイレの内1ヶ所のブースは、乳幼児連れに配慮して、ベビーカーのまま入れる広めの大便器ブースとし、ベビーチェアやベビーシート、フィッティングボードが備えられている。充分な広さを確保したバリアフリートイレには、車いす使用者やオストメイトに必要な器具がパッケージされたコンパクト・バリアフリートイレパックを採用。多目的シートも備え、さまざまな身体状況の方に対応している。訪れる方々の快適性と利便性を向上させた、観光地公衆便所の改修が実現した。

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