「国立オリンピック記念青少年総合センター」は、第18回オリンピック競技大会のレガシーである、国内最大の都市型青少年教育施設。このたびセンター棟と国際交流棟、地下駐車場の老朽化したトイレ改修を実施。バリアフリートイレのほか男女共用トイレを新設するなど、ユニバーサルデザインに配慮されたトイレとなった。

建築概要

所在地 東京都渋谷区代々木神園町3-1
施主 独立行政法人国立青少年教育振興機構
設計 株式会社坂倉建築研究所 大阪事務所
監理 独立行政法人国立青少年教育振興機構
施工 <建築>飛鳥建設株式会社(センター棟)
    株式会社淺沼組(国際交流棟・宿泊D棟)
    株式会社村松組(地下駐車場)
敷地面積 84,974.22㎡
建築面積 5,473.41㎡(センター棟)
3,880.87㎡(国際交流棟・宿泊D棟)
49.14㎡(地下駐車場)
延床面積 18,773.27㎡(センター棟)
10,957.54㎡(国際交流棟・宿泊D棟)
7,185.70㎡(地下駐車場)
階数 地下1階、地上6階、塔屋1階(センター棟)
地下1階、地上9階、塔屋2階(国際交流棟・宿泊D棟)
地下2階(地下駐車場)
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造(センター棟)
鉄筋コンクリート造(国際交流棟・宿泊D棟、地下駐車場)
竣工年月 (改修)2023年3月

特長

改修の経緯

「国立オリンピック記念青少年総合センター」は、渋谷・新宿からのアクセスがよい緑豊かな環境に立地する、国内最大の都市型青少年教育施設。1964(昭和39)年に開催した第18回オリンピック競技大会の選手村跡地の一部を利用したレガシーとして、研修室やホール、体育館、宿泊施設などを擁し、青少年および教育指導者などの研修や文化・芸術、スポーツ、国際交流など、幅広い活動の場と機会を提供する。このたび老朽化したトイレ設備の更新や3K、5Kイメージの払拭を目的とし、センター棟と国際交流棟、地下駐車場のトイレ改修を実施。変化する世情を鑑みて、お子様から高齢者までの幅広い年代や、さまざまな身体状況の方に加えて、性の多様性にも対応する配慮のもと、研修環境の向上を目指した。

トイレの特長

このたびの改修に先立ち、障がい者団体を通じてさまざまな身体状況の方へヒアリングを実施。また、TOTOテクニカルセンターでの改修提案を通じて、さまざまな利用者が安心・安全に使えるようユニバーサルデザイン実現のための検証・検討が進められた。改修した各棟のトイレには、男女トイレやバリアフリートイレのほか、性別を問わず利用できる男女共用トイレを新設することで、利用者が使いたいトイレを選べるよう工夫を凝らした。さらに、バリアフリートイレの利用集中を避けるため、お子様連れに配慮した設備を、各トイレに分散して設置している。また、センター棟の女性トイレにはスタイリングコーナーを新設するなど、利用者の快適性を向上させている。

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