「バロー文化ホール(多治見市文化会館)」では、施設や設備の老朽化が進んでいたため、大規模改修を実施。施設内のトイレも、すべて洋式便器に変更し、ウォシュレットを完備。さらに、バリアフリートイレやパウダールームも充実させ、市民から安心して長く愛される文化施設にふさわしいトイレが実現した。

建築概要

所在地 岐阜県多治見市十九田町2-8
施主 多治見市
設計 株式会社 安井建築設計事務所
施工 <建築>株式会社飯田建設
<衛生設備>株式会社池田産業
<電気設備>小境・林特定建設工事共同企業体
敷地面積 16,422㎡
建築面積 5,231㎡
延床面積 7,552㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2022年12月

特長

改修の経緯

多治見市内の中心部に位置し、最寄り駅から徒歩約10分とアクセスのよい場所に立地する「バロー文化ホール(多治見市文化会館)」。大ホールや小ホール、大会議室、展示室、練習室などを有し、コンサート、演劇、講演会、市民文化祭など幅広く利用されている。1981(昭和56)年に開館し、施設や設備の老朽化が進んでいたため、「市民とともにつくり上げた文化を継承し、未来へつながる施設づくり」をコンセプトに、大規模改修に踏み切った。ホールは座席幅を広げ、快適な座り心地を実現。また多様な利用者に対応するため、車いす席も増設した。特にトップ演奏家を呼べる設備を目指し、音響、映像、舞台照明に最新設備を採用。天井・内装も補強を施し、市民から安心して長く愛される施設を目指している。

トイレの特長

大規模改修にあたり、施設内のトイレも改修を実施。一部に和式便器が残されていたが、すべて洋式便器に変更し、ウォシュレットを完備。さらに、利用客のさまざまな身体状況を想定し、市民が利用するトイレの大便器ブースには手すりを設置。お子様用の手洗いカウンターや小便器も設置している。また、大ホールの女性トイレには、改修前に男性トイレの洗面コーナーだった場所を活用し、パウダールームを新設。「はたちの集い(旧成人式)」の身繕いなどでトイレに集中する場合でも、機能分散して快適に利用できるようになっている。バリアフリートイレは、大ホールと小ホールそれぞれに1ヶ所ずつ設置。車いす使用者やオストメイトだけでなく、ベビーシートなど乳幼児連れにも配慮した設備が備わっている。

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