「六本木ヒルズ 森タワー」は、東京都港区六本木にある「六本木ヒルズ」の中核を担うメインタワー。ビル共用部のバリューアップの一環として、オフィス棟のトイレの改修を計画。時代の推移にふさわしく、快適性・清潔感・機能性にプラスαを目指し、今回は8Fオフィスフロアのトイレ改修が行われた。

建築概要

所在地 東京都港区六本木6-10-1
施主 森ビル株式会社
設計 株式会社イリア
施工 <建築>株式会社礎コラム
<電気>株式会社九電工
<空調>三機工業株式会社
<衛生>株式会社三晃空調
敷地面積 23,000.50㎡
建築面積 16,169.15㎡
延床面積 379,408.63㎡
階数 地下6階、地上54階、塔屋2階
構造 鉄骨造(柱コンクリート充填鋼管構造)、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(地下)
竣工年月 (改修)2021年11月

特長

改修の経緯

「六本木ヒルズ 森タワー」は、東京都港区六本木にある「六本木ヒルズ」の中核を担うメインタワー。2003(平成15)年4月に開館。10周年をきっかけにビル共用部のバリューアップの一環で、オフィス棟のトイレの改修を計画。2015(平成27)年に公布された「女性活躍推進法」を背景とし、女性に配慮したトイレ空間を目指し、改修の取組みをはじめた。改修は時間をかけて順次行われており、その時々に一番いい方法をタイムリーに反映させ、実施されている。現在では女性配慮に限らず、男性目線での配慮、性的マイノリティ配慮、さまざまな利用者への配慮など、時代の推移にふさわしい、必要な空間配慮を取り入れている。今回は8Fオフィスフロアの改修が行われた。

トイレの特長

8Fトイレは、ナチュラルカラーの木の色合いを生かした空間演出により、オフィスワーカーが気分を一新できるリフレッシュ空間を創出している。また、利用者アンケートを実施しながら改修内容をブラッシュアップさせ、レイアウトは東側・西側とも男女トイレの位置を入替えてレイアウトを変更。ライニング上にペーパーストック用スペースを造作した大便器ブースや、休憩や着替え荷物置きとして利用可能なベンチを設置したひろびろブースを備え、さらに女性トイレにはスタイリングコーナーも新設した。また、西側トイレにはバリアフリートイレが整備。新しい試みとして、手洗い需要増加に伴いパントリーに手洗いコーナーを新設し、トイレまで行かなくても手が洗える配慮がなされている。

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