「国際アート・カルチャー都市構想」を掲げる豊島区は、施設の老朽化が進んでいた池袋西口公園をその実現への核とするべく、新たな劇場公園「GLOBAL RING」として大規模にリニューアル。トイレは、木造建築のカフェ棟内に設けられており、内装も劇場公園としてのトイレを意識。さまざまな利用者への配慮が盛り込まれている。

建築概要

所在地 東京都豊島区西池袋1-8-26
施主 豊島区
設計 三菱地所設計 ランドスケープ・プラス共同企業体
施工 大成建設株式会社
敷地面積 3,123.19㎡
建築面積 374.08㎡
延床面積 733.56㎡
階数 地下1階、地上2階(舞台棟)、地上1階(カフェ棟)
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造(舞台棟)、木造(カフェ棟)、鉄骨造(パーゴラ)
竣工年月 (改修・増築)2019年11月

特長

改修の経緯

豊島区は新たなまちづくりの方向性を示す「国際アート・カルチャー都市構想」を掲げ、4つの公園を整備。施設の老朽化が進んでいた池袋西口公園は、その実現への核となるべく新たな劇場公園「GLOBAL RING」として大規模にリニューアルした。2層の舞台構造、最先端の舞台設備を備え、音楽・ダンス・演劇など多彩なプログラムに対応する高機能な野外劇場をはじめ、情報発信のための大型ビジョン、観光案内機能を持つインフォメーション・カフェなどにより構成。公園広場としての日常使用から、オーケストラに対応する野外劇場、さらに災害時には一時待機場所となるなど、世界に向けて文化を発信する池袋西口地区の賑わいの創出拠点となっている。

トイレの特長

トイレは木造建築のカフェ棟内に設けられており、カフェエリアの空間に調和させ、トイレの壁や天井の仕上げにも木を用いることで、木の温もりや日本らしさを感じることができる。さらに内装も、劇場公園のトイレであることを意識し、洗面コーナーの照明は、劇場舞台の楽屋と同じ雰囲気で仕上げている。また、外国人や観光客に配慮して、すべてのブースには、洋式便器とウォシュレットを設置。だれでもトイレは、車いす使用者やオストメイト、お子様連れなどに対応した設備が整っており、さまざまな利用者に気持ちよく使ってもらえるよう配慮が盛り込まれている。トイレの利用時間は5:00~24:00とし、時間外は入口を施錠している。

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