愛知県小牧市にある「小牧山」は、小牧山城としてかつて歴史の舞台に登場し、現在は山の一部が史跡公園となるなど、市民の憩いの場として親しまれている。このたび整備の一環として、南側中腹にある「桜の馬場 屋外トイレ」の改築工事を実施。大便器をすべて洋式化し、多機能トイレも新設。落ち着いた外観のもと、快適に安心して使えるトイレに生まれ変わった。

建築概要

所在地 愛知県小牧市堀の内1-1.7.8の一部
施主 小牧市
設計 株式会社鈴木設計事務所
施工 株式会社水野商会
敷地面積 2,890㎡
建築面積 37.5㎡
延床面積 36.25㎡
階数 地上1階
構造 木造
竣工年月 2021年2月

特長

改修の経緯

愛知県小牧市の中心市街地西側にある標高約86mの「小牧山」は、かつて織田信長の居城であった小牧山城や、小牧・長久手の戦いで織田信雄・徳川家康連合軍が本陣を構えるなど歴史の舞台であった。現在は、桜の名所としても知られ、年間通してウォーキングを楽しむ市民など多くの方に親しまれている。小牧市は「小牧山」の整備を進めており、このたび南側中腹にある桜の馬場にあった既設の屋外トイレの経年劣化などを解消するため、改築工事を実施。より多くの方にとって使いやすいトイレとなるよう、既設のトイレにはなかった多機能トイレを新設し、大便器もすべて洋式化した。建物の外観も、周囲の緑豊かな自然になじむ、落ち着いた佇まいのデザインとなっている。

トイレの特長

その名のごとく桜の名所スポットとしても知られる「小牧山 桜の馬場 屋外トイレ」の改築にあたっては、設備の一新とともに、従来あった東屋スペースを利用し、多機能トイレを新設。オストメイトや乳幼児連れの方が必要とされる機器を設置、あわせて性的マイノリティの方などにも使いやすいようサインには「どなたでもご利用になれます」と記載された。また、車いす使用者やベビーカーの使用に配慮して、ゆったりとしたスロープも設けられている。男女トイレは、すべて洋式便器とし、全ブースに棚付きの手すりとウォシュレットを設置。小牧山を訪れた方が快適に安心して使えるよう、細やかな配慮をしている。

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